『神話の法則』について勉強したので、まとめてみます。映画だとスターウォーズやマトリックス、漫画だとワンピースもドラゴンボールも、結論ほとんどの物語はこの法則にしたがってるんですね。
このネタ、Webマーケティング周りでよく聞くけど、ジョセフ・キャンベルの英雄の旅(ヒーローズ・ジャーニー)が元ネタとは知らなかった。
間違って混同してる人、多そう(自分含め笑)
神話の法則とは・・・
簡単に言うと、世の中の神話を調べまくって、そのさまざまな物語(ストーリー)に共通する要素をみつけてまとめたらできた法則、です。
この本(『神話の法則』ライターズ・ジャーニー)の元ネタは、ジョセフ・キャンベルの英雄の旅と、有名な心理学者であるユングの理論。
キャンベルの神話調査をもとに、筆者である、クリストファー・ボグラーが、ストーリーライティングに応用できるように、テクニックとしてまとめてみましたー的な本ですね。
僕は音声セミナーで解説を聞いただけなので、原著も読もうかなと調べてみたら、Amazonでも在庫切れで中古の在庫も少なく、かなりプレミア化してます。とにかく高い・・・笑。
内容を忘れないうちにまとめてみる
神話の法則は、12のステージに別れるそうです。本そのままの言葉ではないかもしれないですが、本質を外さず、ステージを並べると下記の通り。
1.日常の世界
2.冒険へのいざない
3.冒険の拒絶
4.賢者との出会い
5.第一関門突破
6.敵との戦い・仲間との出会い
7.最も危険な場所への接近
8.最大の試練
9.報酬
10.帰路
11.復活
12.帰還
特に記憶に残しておきたい部分を、自分の気づき含め書いておきます。
1〜4.のあたりは確かに
僕も漫画が好きでいろんな作品を読みますが、確かにこの法則、正しいぜ!と思いますね。
大抵の漫画は、主人公の平穏な日常シーンから始まり、突然出てくる問題に対して、メンター(賢者)的な人と出会って決断し、ヒーローへの道を進みだす、という流れが多いですもんね。
例えば、ジャンプで連載中のBLEACH(ブリーチ)だと、普通の高校生活を送っていた主人公・黒崎一護が、虚(ホロウ)に襲われいきなり死んで(死にそうになって)、朽木ルキアと出会い死神になり、冒険というか、戦いの世界に飛び込んで行く、というストーリーでしたよね(かなりざっくりですけどw)。
BLEACHがわからない人はこちら
⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/BLEACH
5〜6.でちょっとダラダラするよね
冒険が始まったら、初めての戦いとかは重要なので、きちんと描かれます。 その後はどんどん仲間が増えていき、ときには別れもありながら、主人公の成長が描かれていくことが多いですね。
ただ、この辺りでダラダラしちゃうことも多いですね。同じような関門で同じような突破をしてたらダメで、毎回異なるストーリーを考えないと飽きちゃうんでしょうね。
11.がおもしろいなぁ
冒険の終盤、最後の敵(ラスボス)を倒した後ってのもよく使われている法則性があって面白いですよね。
ラスボスを倒したあとも油断できないのは、10.帰路です。大抵、ラスボスの城が崩れるから脱出しないといけないとか、ラスボスの世界が崩壊するから元の世界にどうやって帰ればいいんだ!なんていうシーンが出てきますw
そんな中で、主人公は仲間を守るために、自分を犠牲にして、仲間の帰還を成功させるという方向に動きます。
で、帰還した仲間が悲しんでいる中、奇跡が起こって主人公も元の世界(日常)に帰還するってパターンですね。これが「復活」ということです。最後の最後の盛り上がりと、大団円に向けたラストスパートの部分ですね。
・・・とわかってても、こんなシーンがあったら感動してしまうんですけど、笑。
まとめ
神話というかなり昔からある物語(ストーリー)を元にまとめられた法則なので、やはり納得感は高い。長く残ってきただけあるなーと。
この法則に従えば、人間である限り共通して引き込まれるストーリーができるよ!という感じでしょうか。
日々見たり読んだりするドラマや映画、漫画や小説などに、この法則を当てはめてみて、違うところと守ってるところを照らしあわせてみるとより深く理解できるのかも。
Webでもリアルでも関係なく、アウトプットの質を高めるために、身につけておくべきストーリーライティングの知識だと思いました。
では、また!
追記(2014.2.10):
神話の法則を使ってストーリーを作るための体系だった30の質問を学びました!
→ 神話の法則でスターウォーズみたいな物語をつくるための30の質問