I型人材、T型人材、Π型人材の次に必要なタイプについて思考してみた

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I型人材ではなくT型人材になりなさい(もっというとΠ型人材が求められている!)など、人材開発の界隈ではよく言われますが、その辺りをいろいろ調べていて、今後は○型人材が求められてくるだろうなーと思ったのでまとめました。

人材のタイプ

昔から徐々に増えてきながら、現状「○型人材」のタイプは以下の3つがあると言われています。

I型人材(スペシャリスト)

ひとつの分野を掘り下げ、専門知識を持つ専門家のこと。縦軸が知識の深さ、横軸が知識の幅を示すグラフがあるとしたら、文字の形の通り、縦に長いタイプです。

ある分野や技術に超詳しいエンジニア(技術者)や経理一筋数十年などといった人材が当てはまるんだと思います。

T型人材(シングル・メジャー)

ひとつの専門分野に加えて、幅広い知識を持つ人材のこと。専門分野が一つ(シングル・メジャー)です。

  • 専門知識だけでは、その価値を広く伝えられない
  • 広く薄くだけでは、差別化が弱く、優位性を保ちにくい
  • 一つひとつの専門領域は代替技術などにより価値を失うことがある
  • 科学技術などの進歩とともに各専門分野が広がり統合が困難になっている
  • 多様性を増している社会に対する理解の幅と深さの両面が求められている

上記のようなさまざまな背景から、I型からT型への進化が求められてきました。専門分野だけではなく、他分野との融合がイノベーションを生むため、幅広く知識を持っておかなければならないという考え方です。

ー型人材(ゼネラリスト)

ちなみに、広く浅い知識しか持っていないと、深さのない一型、(悪い意味での)ゼネラリストになってしまいますね。

一番必要とされない人材かと思います。

Π(パイ)型人材(ダブル・メジャー)

幅広い知識を持ちつつ、2つの専門分野を兼ね備えた人材のこと。T型を更に進化させたタイプです。

幅広く知識は得るものの、更に2つの専門分野を持っていることで、それらをより深く融合することができるという強みがあります。個人としてもより希少性が高くなり優位性も高められますね。

△(トライアングル)型人材(トリプル・メジャー)

○型人材について調べていて、過去学んだ知識とつながって、「なるほど、次はこういうタイプの人材なのかもしれないな!」と思ったのでメモしておきます。

それが、△(トライアングル)型人材です。

  • 3つの専門分野がある
  • 幅広い知識は持っておく必要は特にない

という2点が特徴だろうなと思っています。

3つの専門分野

まず、Π型人材をさらに進化させて、3つの専門分野をもっているので、より深く融合していくことができます。さらに専門分野化が進むであろう未来にも適していますし、その専門分野は情熱を注げるものだけに絞ることができるので、モチベーションも維持できます。

元リクルートで元校長先生の藤原和博さんも「人生の希少化・複線化」というキーワードで、3つの分野を持つことについて話をされていました。

参考:2030年の未来で生き残るためのヒント。脱中心化・希少化・複線化

3つの専門分野を身につける難易度

ただ、

「3つの専門分野を身につけるのって時間もかかるし難しいんじゃないの!?」

と思う人もいるかもしれませんが、何かを習熟するまでには1万時間かかると言われているかの有名な「一万時間の法則」は、実は誤解だったというジョシュ・カウフマンさんの話もあるので、3つの専門分野を得るのも可能なんじゃないかと思っています。

参考:スキルの習得に10,000時間は必要ない!たった20時間でOKな理由は・・・

幅広い知識は必要ない

また、幅広い知識は必要ないという点については、『ワーク・シフト』の著者リンダ・グラットンさんの話が非常に納得感がありました。要は、T型人材を目指して幅広い知識を得ても、GoogleやWikipediaにはかなわないんだからさ、ということです。笑

幅広い知識が必要ないということではなく、自分の脳に常に保持しておく必要はないということだと理解しています。

多様性が増し、且つ、情報が爆発しているこの世の中だからこそ、その方が効率的・効果的で良いと思いました。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
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まとめ

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これからの未来に向かっては(『ワーク・シフト』だと2025年の話ですが)、I型人材でも、T型人材でも、Π型人材でもなく、△型人材がアツいんじゃないかと思うわけです。

ビジネスの世界で働いていると、幅広く(浅く)求められるものも多いですが、そんな中でも意志をもって、もっともっと自分の情熱を注げるものに没頭して、1つずつ増やしていくことが大事なのかなと思いました。

自分自身についても一度整理してみて、どの分野を極めていきたいのか、考えてみようと思います。

では、また!

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