「利き脳」診断のウソ!最近また流行ってるけどこういうのはうっすら理解したらダメだね

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日本人は診断モノが好き!ということで、最近「利き脳」についてのSNS投稿がよく目につきました。自分もやってみて多少の納得感もありましたが、こういうのってうっすらやってあっさり理解するのではなく、ちゃんと理解しないと誤解をうむよなーと思うわけです。こんにちは、164(@next164)です。

診断好きの日本人

日本人は診断って好きみたいですね。一番有名なのは血液型性格診断でしょう。「「血液型と性格は無関連!」をとうとう証明した心理学研究がこれだッ!」や「クリエイティブさ(創造性)を高める脳のネットワークとは?右脳・左脳は関係ない!?」でも書きましたが、脳の左右差や血液型性格診断ってのは根拠が証明されていないんです。完全に誤解なんですよねー。

スピニングダンサーの誤解

誤解といえば、こんなのもあります。

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「このダンサーがどっち回りに見えますか?」

という問いへの回答で診断するというもの。

時計回りならクリエイティブな右脳派で、反時計回りなら論理的な左脳派らしいです。

これは左右の優位脳を診断するものなんかではなく、錯視の一例なんですけど、診断ツールとして使われていたりしますね。

ちなみに、コツを掴めばどっち回りにもコントロールできるらしいですよ。

で、

そんな診断ツールが溢れる日本では、最近だと「利き脳診断」ってのが、TwitterやFacebookなどのSNSでかなりバズってたようです。

利き脳診断をやってみる

今回拡散されていた「利き脳診断」はいわゆる「指組み&腕組み診断法」というものらしいです。

自然に「指組み」と「腕組み」をしたときに、左右どちらが下に来るかの組み合わせによって、4つのタイプに分けられるというものですね。「指組み」がインプット、「腕組み」がアウトプットの特性に関係します。

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「指組み」は、左指が下ならインプット時の利き脳は「左」 で、右指が下ならインプット時の利き脳は「右」です。

「腕組み」は、左腕が下ならアウトプット時の利き脳は「左」で、右腕が下ならアウトプット時の利き脳は「右」ということになります。

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僕の結果は、「ささ脳」でした。論理的にとらえ、論理的に処理するということらしいですね。マジメな方だとは思いますけど、几帳面で努力家ってのはあんまり意識したことがないですね・・・。

なるほどなーという参考にはなります。

しかしこれ、出所・根拠・開発者は明らかになっていないみたいなので、インターネットや雑誌などいろんなところで使われてる割には根拠があいまい・・・って感じです。

脳科学的にも検証はされていないみたいですね。

利き脳診断で興味深かった点

この件で参考にした記事で面白かったのは、統計学的アプローチで考察している点です。

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これは調査対象のタイプ別割合ですが、「うさ脳」が一番多くて、「ささ脳」が一番すくないという結果でした。

元記事の筆者も言ってましたが、勝手なイメージで「ささ脳」が多い気がしてましたけど、全然ちがいましたねー。(この調査においては、)日本人には右脳派が多いようです。

※ちなみに、この調査の対象は以下のとおり。

Facebook上で実施。年齢は20代~30代後半が中心、 男女比は4:6~3:7で女性が多め、 職種的にはIT系・デザイナー系・独立起業系・医療関係者が多く、 外国在住経験者も比較的多いグループに対して実施。

面白かったのは、この調査に対する納得感についての結果でした。

「利き脳診断の結果は、あなたに当てはまっていましたか?」という問いに対して、なんと「いいえ」が4%しかいなかったみたいです。

根拠があるかないかはおいといて、ほとんど人がその結果を信じてしまうということですね。これは良し悪しあると思いますが、興味深い結果でした。

参考:脳と操体(5) ~「利き脳」について考察(前後のコラムも面白いです!)

まとめ(思ったこと)

「自分を知りたい」という欲求からでしょうか、診断系ツールの流行りは昔からずっとありますが、どれも何を持ってその診断をしているのかという根拠を確かめ知っておくことは大事だと思いました。

診断って、根拠がしっかりあっても全く無くても、極端に言うと正反対のことでも、自分がそう思えばそうなってしまうセルフイメージ形成の大きなきっかけになり得ますからね。

もちろん自分を理解することは、成長にとって必要だと思うのでいいのですが、ちゃんとリスクも踏まえて、正しく活用していきたい(人にも伝えていきたい)と思います。

では、また!

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