武井壮がタモリに本質的なスポーツ論を語ってたので触発されて色々考えてみた

人材開発

先日、笑っていいともの企画で、武井壮がタモリと対談したときに語った「スポーツが速く上達するコツ」がめちゃくちゃ本質的でスゴいと話題になっていましたよね。僕もふむふむと感心したので、派生していろいろ考えてみました。こんにちは、164(@next164)です。

武井壮が語ったコツ

武井壮が語った「スポーツが速く上達するコツ」(および、スランプを脱出するコツ)の詳細は、ぜひ下記の記事を読んでいただきたいです。

武井壮が語った「スポーツが短期間で上達するコツ」

参考: 武井壮が語った「スポーツが短期間で上達するコツ」が説得力あり過ぎてスゴい スランプ対策にも | ログミー[o_O]

上記は会話のログなので、「読む時間ねーよ」という忙しい方向けにポイントをまとめるとこういう事かなと思います。

  1. 頭と身体のズレを無くすことが大事
  2. 反復練習は大事だが本質的ではない
  3. 自分の身体を思ったように動かせると、どんなスポーツもうまくなれる

つまり、スポーツはコツ(本質)をつかんでから練習すると速く上達するよ、ということです。コツというのは、頭と身体のズレを無くすこと=自分の身体を思った通りに動かせるようになること。

さらには、コツをつかんでさえいれば、どのスポーツでも共通することなので、他のスポーツも短期間でうまくなるよ、ということです。

だいぶ意訳してますが、意味は合ってると思います。

スポーツの世界の話だけではないような気がする

この武井壮の話ですが、かなり腑に落ちました。さすがデカスロン(十種競技)の元日本王者ですね。経験談からの語りの納得感・説得力があります。

・・・で、ふと、これってスポーツの世界以外にも通用する話なんじゃないかと思ったわけです。

例えば、「学問の世界」や「ビジネスの世界」など。

  • 頭と身体のズレを無くすこと=その世界の前提の本質を(無意識レベルで)理解すること
  • “正しい”反復練習=“本質を理解した上での”反復練習

という仮説(解釈)のもと考えてみます。

学問の世界では

うーん、学問の世界では本質は基礎知識ということになるんでしょうかね。基礎学力というか。もしくは、その正しさ具合というか。

例えば、STAP細胞のような世界最先端の発見・実証をするためには、前提となる今までのその分野の成功や失敗を、知識として頭に蓄えて置かないといけないような気がします。アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせですからね。

学問の世界は、ひらめき(発見)をするために知識を蓄えておき、ひらめいたら、その仮説の正しさを証明するために反復して実験を行い実証する、という繰り返しなのかなーと思うので、正しいひらめきをいかにできるかがやっぱり大事ですよね。まちがった反復に時間を割かないためにも。

スポーツとは違うので、その正しさはとにかく量なのかなと思います。いろんな視点の論文を読んだり、識者とディスカッションしたり、発表してフィードバックを受けることで、「正しさ」が磨かれて行くんでしょう。

ビジネスの世界では

ビジネスだとどうなんでしょう、、、考えるフェイズがいろいろあるのでムズカシイですけど、例えば組織のあり方というレベルで考えるのと、その中での個人のスキルレベルで考えるのとは違いますもんね・・・。

せっかくなので企業というある程度大きなレベル感でどう応用できるか考えてみます。

そうなると、本質というのは、企業のミッション(企業理念)とかバリュー(価値観)とかウェイ(行動規範)のような気がします。ミッションを果たすために企業は存在するので、そこからズレないように事業活動(反復練習のようなもの?笑)を行うわけですからね。同じ価値観を持った社員が、同じ行動規範を大事にしながら、毎日がんばりますからね。

逆に、ミッションやバリューがズレていたら、いくら事業活動をしてもうまくいかない(武井壮的に言うと、間違ったままある程度できるようになる)ことになってしまうのだと思います。

まとめ

これって恋愛や教育の世界にも使えそうな感じがしますね。というか、どこでも使えそう。笑

なかなか展開して考えるのは難しかったですけど、どの分野どの世界でも、本質をつかむ、ということは非常に大事だと改めて感じました。今はビジネスの世界でも人材育成の領域に身をおいているので、どう応用・活用していくかを具体的に考えてみるとおもしろいだろうなー。リアルな経験だけじゃなく、思考も「越境」を意識していこうっと。

それぞれ自分の状況に当てはめて考えてみると良いかもしれませんね。

では、また!

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