約1ヶ月前くらいに参加したストプロ会議のメモを見返す機会があって、ブログにも書こうと思っていて忘れていたのも同時に思い出したので、今回書いておきます。途中で用事があり抜けたのですが、最後まで聞きたかったイベントです。
ストプロ会議とは
そのイベントの名前は「ストプロ会議(ストレングス・プロジェクト会議)」です。
『強みを活かす』というサイバーエージェント曽山さんの著書の出版記念イベントのようなもので、ゲストとトークセッションをしながら、参加者も交えてワークをしながら、様々な「強みを活かす」事例・ノウハウを学べる内容でした。
『強みを活かす』についてはこちら → サイバー曽山さんの『強みを活かす』を読んだのでメモ。「キャリアプランよりキャリアオプション」「人材覚醒会議」など
ゲストの方々は以下の通り。
- 入山章栄氏 早稲田大学大学院 経営管理研究科 准教授
- 志水静香氏 GAPジャパン 人事部シニアディレクター
- 新居佳典氏 株式会社アトラエ 代表取締役社長
- 小竹貴子氏 クックパッド株式会社 ブランディング広報担当本部長
- 中竹竜二氏 日本ラグビーフットボール協会 コーチングディレクター
アカデミック、ビジネス、スポーツなどいろんな業界で活躍している方々でした。
イベント概要ページ → 強みを活かすプロジェクト「ストプロ会議」 | Peatix
ストプロ会議メモ
イベントは写真OK、SNS投稿OKだったので、今更ですが(笑)、写真付きで内容のメモを書いておこうと思います。
- いよいよスタート!
- 会場の運営スタッフの数の多さにびっくり。
- 運営資金(会場やゲスト)はスポンサーからの提供(会場の後ろに製品・サービスのブースが出ていた)。
- 曽山さん登場。
経営学者 入山准教授
- 強みを生かすことを経営学的な観点から話してた
- 自分の強みって?を考えるときに、これから世の中がどうなって行くのかを考えると良い
- 一番大事な人材は、イノベーション人材
- 新しいことをして少しでも前に進むこと
- イノベーション=既存アイデア×既存アイデアなので、つまり、組み合わせが大事
- 認知科学的に、人は見えるものしか組み合わせられない
- 同じ環境にいると、組み合わせのパターンがもう試されすぎて終わってる。つまり、イノベーションは出てきにくい
- よって、自分とできるだけ遠くの領域を探索すること、つまり、「知の探索」が大事
- ダイバーシティが大事なのは知の探索が進みイノベーションが生まれるから
- しかし、1人でもダイバーシティは生み出せる
- 知の探索を仕掛け、マルチキャリアにチャレンジすると「インターパーソナルダイバーシティ」が磨かれる
- T型ではなく、「H型人材」が今後は大事(例えば、ヤフーのCSO安宅さんとか)
- 話すごくわかりやすい
- 一つ一つはそこまですごくなくても、一人の人が保有するH型だとすごくなる(希少価値も高くなる)
- 知らない分野の人と対談すると良い
- 曽山さんは本を読むではなく見る(30分ルール)=30分以内で1冊に目を通し、よさそうだったら熟読する
人事 志水さん
- すぐに自社でも取り入れられるワーク中心に強みを活かすノウハウを伝授。
- Self Awareness(自己認識)とSelf Trust(自己肯定感)とSelf Strength(自己の強み)があれば人生は豊かで楽しくなる
- 雇用政策を学ぶためにGAPで働きながら大学院に通った
- 日本の社員のやる気のなさ139カ国中130位
- 日本の社員の7割はやる気がない
- ここ10年でアメリカに負けてきた
- アメリカは強みを生かすマネジメントに変えてきた
- 強み=才能×知識×技術
- 才能は固定的ではなく、無意識に働く感情や思考
- ワーク1(ポジティブエピソードワーク)
・のめり込んだ経験とエピソードをペアで話す → ドーパミンとオキシトシンが出て幸福感が増す - ワーク2(大切な価値観)
・以下のリストの中で重要だと思う価値観を5つ選び順番をつけ、ペアで伝え合う
・ワーク1のエピソードでもその価値観が発揮されていたかを確認すると尚良し
・セルフアウェアネスが高い人は、他者受容力が高い
僕は、成長・健康・バランス・挑戦・革新を選びましたが、ペアの人は全然違ったりしてやはり気づきがありました。
NLPのクライテリア(価値基準)のワークにも似ているなぁと。志水さんもNLP学ばれてそうな気がします。
アトラエ 新居社長
- GreenとかYentaとかの会社(採用や転職支援のサービス)
- 最近Wevoxというエンゲージメント・組織改善のサービスを展開中
- エンゲージメント=自主的な組織に貢献したい度合い
- 強みを生かすためにクセを知るのは大事
- 1on1はやっぱり大事
- ダベリングタイム(GE)=毎朝1h適当に喋る
- 縦と横のコミュニケーション両方大事
- ホラクラシーやってる
- 全従業員が株主
- 360度人事評価は自分で指名して、評価する
- 就業時間・場所は原則自由
- ワークエンゲージメントと従業員エンゲージメントの両方をチェックする
- エンゲージメント(やりがい)は、従業員満足度(やさしさ)は違う
- 健康はエンゲージメントとはあまり相関がない
- エンゲージメントの9つのキードライバーは、
人間関係、支援行動、承認・期待、健康、理念・戦略・事業、自己成長、職務、会社環境、組織風土 - ユトレヒト大学の研究をもとに経営に生かすためにカスタマイズしてつくった
- アトラエでは、事業ではなく組織のことについて社員全員で月に一度議論してる(行動指針守られてるかなど)
- 成果の実感がなければ、社員は悩む
と、ここで時間が来てしまったので、途中退室しました。
最後まで聞いて、その後の懇親会も参加して直接登壇者の方々と話したかったなー。
では、また!