「未来から選ばれる働き方」のポイントは、組織と自己ビジョンの一致率だと思う

『未来から選ばれる働き方』という本を読みました。神田昌典さんと人材ビジネス会社(UTグループ)の社長若山陽一さんの共著です。主に会社がなくなると予想される未来に向けてのキャリア革命について書かれた本です。神田さんの理論、若山さんの(事例としての)現実がうまくマッチした学びのある本でした。

未来から選ばれる働き方

この本は2016年5月2日に発行された新書です。

第1章 あなたの会社は進化するか、それとも絶滅か(神田)
第2章 目の前から、正社員が消え十年(若山)
第3章 会社をなくしてわかった可能性と限界(神田)
第4章 才能が自然に磨かれていく「場」を創る(若山)
第5章 コネクティング・インテリジェンスの時代(神田)
第6章 [対談] これから十年、飛躍するための条件(神田・若山)

という章だてで展開され、神田さんの本はよく読む僕でも学びのある、ちょっといつもと違う視点から書かれた良書でした。若山さんという人材ビジネスという明確な切り口があったからかもしれません。

2020年には「なくなる仕事」の予想が衝撃的。キャリアを考える参考に。」や「あと10年で消える仕事をオックスフォード大学が徹底調査。GoogleのCEOも同じこと言ってます。」でも書いてますが、未来には仕事がなくなる的な予測がされている世の中です。

神田さんも、もっと過激に、

という本の中で、2024年には会社がなくなると予想しています(両方とも良書なのでオススメ)。

もちろん、働かなくてよくなるというわけではなく、働き方がかわるということです。

そんな時代に対してどう考えるべきか、そして、そこに向かって現在取り組んでいる会社の事例はどんなものがあるか、という構成の本になっています。その事例が人材ビジネスを行うUTグループの話ということでした。

覚えておこうと思ったところ

いろんな学びがありましたが、知ってた内容よりも新たに学びになって覚えておこうと思ったポイントを忘れないようにメモしておきます。

自己変容型のリーダーは組織に多くても7〜8%しかいない

指示待ちでもなく、自分の信念に従うけれど過去の成功体験に縛られるわけでもない、この自己変容型のリーダーと呼ばれる人は、普通は1%しかいないらしいです。

未来から選ばれる人は、組織のビジョンの実現に情熱を注ぎ込める、コネクティング・インテリジェンスを持った人材

内面と外面のズレをなくし、常に、それらを一致(コネクト)させていく知性がコネクティング・インテリジェンスです。上記の自己変容型のリーダーは、コネクティング・インテリジェンスをもっている人と考えてもよさそうです。

また、コネクティング・インテリジェンスが発揮できている状態とは、個人的にしっくりきた解釈としては、組織が掲げているビジョンや社是のとおりに、行動できているか、ということなので、つまり、一貫性がある人(≒状態)ということです。

「自分の内と外に一貫性をもつこと」

をこれから意識していきたいと強く思えた、よい学びがありました。

正社員とその他の分かれ道はどこか?

本の中で神田さんが、自分の会社では雇用形態にかかわらず仲間として頑張ってくれる人達がいるという実体験をふまえて、新しい時代における正社員とは何か?という問いに対する一つの回答を示していました。

組織のビジョンに共感し、組織の仕事を専業としながら、生涯にわたって働く意向があり、しかも規律を持ったチームワークで働くことで、自己実現が加速していく人

つまり、「正社員は、会社のビジョンの実現を、自らのライフワークだと決めた人」「他のメンバーは、自らのビジョンの実現のために、会社に関わる人」という定義をされていました。

すごく腹落ちしました。最近考えていたことの一つが「そうだよなーやっぱり」と、すっきり解決した感覚をうけました。

今までは、会社のトップ(社長や創業者)しか、会社のビジョンと自己ビジョンの完全一致はないと考えていました。

なので、いかに近づけるかが大切で、独立せず会社にずっといる人の中でベストなのは、一致度が高い人だと考えていました。

逆に言うと、社長以外はその感覚(完全一致感)を得るのは難しいと判断してましたが、、、この本を読んで、そうでもないのかなと思えるようになりました。

明確な理由や一文があったわけではないので不思議ですが、なんとなく、自分の覚悟と勇気次第では、完全一致もあり得るな、と。

これは人材開発においてもかなり重要なことなので、自分の中にしっかり取り込んで、仕事の中でもアウトプットしていこうと思います。

組織ビジョンを知り、自己ビジョンを知り、それらの一致度を知る、という研修をつくったり、そういうことが日常的に行われる会社文化をつくることができれば最強かも。

では、また!