TEDのサイモン・シネックのプレゼンテーションを久しぶりに見ましたが、改めて学びになりましたのでメモ。「なぜ」から始めることは、生理学的にも、イノベーター理論的にも正しい訳です。こんにちは、164(@next164)です。
サイモン・シネックのTED
かなり有名なので見たことあるかもしれませんが、サイモン・シネック氏のTEDをある機会があって改めて見てみました。
非常に勉強になりました。プレゼンうまいなー。
理解していたと思っていたけど曖昧だった部分とか、忘れていた部分とか、補完できたりして良かったです。
同時に、覚えている、理解している、という固定概念は怖いなぁと思いました。
では、早速どうぞ。
TED映像
読むTED ※動画を見る時間が無い方はこちら
サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか « TEDを日本語で読む:TED人気スピーチ日本語訳 – 30秒で把握するTEDプレゼン
ゴールデンサークル
「Whatではなく、Whyから始めよ」
言い換えると、インサイドアウトが大事だとサイモン・シネック氏は表現していました。
「What」→「How」→「Why」ではなく、「Why」→「How」→「What」ということですね。
人は「何を」ではなく、「なぜ」に動かされる
という言葉が印象的です。
このゴールデンサークルの理論にもとづき、アップルはコンピューター会社なのに、DELLとは違って売れる理由が明らかにされます。
それは、商品説明ではなく、何をしたいか、から語っているからです。
その考え方に共感した消費者が、「その会社、その商品のため」ではなく、「自分のために」購入しているということです。
これは生理学的にも明らかで、「What」を司る大脳新皮質ではなく、「Why」を司る大脳辺縁系が重要であるということですね。
イノベーター理論
1962年にスタンフォード大学の社会学者エベレット・M・ロジャース(Everett M. Rogers)が提唱したイノベーター理論も、サイモン・シネック氏のゴールデンサークルを強化する根拠の一つとなっていました。
参考:「イノベーター理論」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい!- SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)
イノベーター理論をゴールデンサークルの考え方で捉えたときに理解できた今までと違う点を何点かメモ。
- 16%のキャズムに至るまでの人達は、「なぜ」で買う人達
- アーリーマジョリティは誰かが買ったら買う人達
この話を聞いて、「なぜ」から始めることがマーケティングでも大事なわけが腹落ちしました。
サミュエル・ピエールポント・ラングレーとライト兄弟の比較の話が、とても分かりやすく、サイモン・シネック氏の主張が強烈に伝わる理由になっていたと思います。
また、彼曰く成功のレシピというのは「お金」「人脈」「市場環境」らしいです。
にしても、やはりすごいプレゼンターはたとえ話や事例が上手いですよねー。
・・・
TEDの内容の詳細版が本であるらしいので、これを期に読んでみようと思います。
WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違うでは、また!