「飲み過ぎて記憶がない」ことについて、これは面白いと思った脳科学的な研究結果があったのでシェアしようと思います。覚えたものを忘れてしまっているのではなく、そもそも覚えていなかったという新しさが面白いです。こんにちは、164(@next164)です。
お酒を飲み過ぎて記憶がなくなる理由
アルコールを摂取しすぎて記憶を無くすことがたまーにありますが(最近特に多いけど、これは年のせいなのだろうか)、これってどういうことなんだろうなーとは思ってました。
例えば、飲み会が始まった時あたりの記憶はちゃんとあるのに、いつの頃からか記憶があいまいで、何をしゃべってたのかも思い出せず、記憶が断片的だったり、全く覚えてなかったり、、、ありますよね、こういうこと。
ちなみに僕は、特に帰り道の帰り方を全く覚えてないことが多いです。タクシーで帰ったのか?電車で帰ったのか?駅から家までどう歩いたのか?とか、全く思い出せないことがあります。笑
こんな不思議の答えとなる研究結果を最近知ったのでお伝えします。
実は「忘れてしまった」ではない
実は、記憶がないことは、アルコールの影響などで自分や他人の言動を忘れてしまったわけではなく、そもそも脳が記憶をしていなかったということらしいです。
⇣研究結果が書かれたWebサイト。参考に。
What Happens To Your Brain When You Get Black-Out Drunk?
元記事
海馬の働きが関係している
人間の記憶には、左右の脳の真ん中、かつ、表面ではなく内側の方にある海馬(Hippocampus)という部位が深く関係しています。
アルコールによって記憶を無くすということは、この海馬に対してアルコールが悪さをしてるということで、海馬の働き(神経細胞のシナプスの伝達の働き)を阻害するんだそうです。だから、記憶しないんですね。
つまり、新しい記憶を作らない(作れない)ということなので、現象的には前向性健忘症と似ていると書いてありました。
記憶を作れなくても動けるし話せる
僕が面白いなーと思ったのは、記憶を作れなくても、人は歩けるし、会話もできるし、メールもできるってことでした。冷静に考えると当たり前なんですけど、そのことを記憶できないってことがイメージしづらくてなんか面白かったです。
理由はわからないですが、クリストファー・ノーラン監督の「メメント(Memento)」って映画のことを思い出しました。健忘症の主人公の映画です。観たくなってきた。笑
「飲み過ぎて記憶がない」ことの真実
まとめにはなりますが、要は「飲み過ぎて記憶がない」というのは、自分や他人の言動を覚えていたのに忘れてしまったわけではなく、そもそもアルコールの影響によって脳に記憶していなかった、ということになるようです。
お酒で大きな失敗は幸いまだ無いですが、記憶しない状態で事件を起こさないよう気をつけないといけないなーと、改めて思った次第です。笑
では、また!