毎日忙しい人、死ぬとき後悔したくない人は必読です!3回読了した『エッセンシャル思考』まとめ

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『エッセンシャル思考』を3回目の読了。すごく良い本だったので昨年2回読んでましたが、また読みたくなったで読んでみると、復習とともに新しい気づきもありました。忘れないようにメモしときます。

『エッセンシャル思考』

『エッセンシャル思考』は、日本では2014年11月17日に発行されたベストセラー本で、著者はシリコンバレーのコンサルティング会社CEOのグレッグ・マキューンさんです。

Apple、Google、Facebook、Twitterのアドバイザーを務める著者の 99%の無駄を捨て1%に集中する方法とは!?

というコピーが印象的でした。無駄が嫌いな僕はピンとくるものがあったのを覚えてます。

エッセンシャル思考を一言で表すと、「より少なく、しかしより良く」という言葉になるんだと思います。

今の世の中だとなかなか難しい「シンプルに生きること」の重要性と、その方法が書かれている本だと認識しています。

自分の力を最大限の成果につなげるために、「何でもやります!」「全部大事!」という非エッセンシャル思考を考えなおしましょうということですね。

パート分けは4つ。こんな感じです。

  1. エッセンシャル思考とは何か
  2. 見極める技術
  3. 捨てる技術
  4. しくみ化の技術

このそれぞれに、4〜5の章立てがされていて、事例を交えつつ分かりやすく書かれてありました。

覚えておきたいポイント

本の中で覚えておきたいポイントを忘れないように、書くという行為を通じて自分の記憶に定着させたいと思います。

なんでもやってしまう理由

「成功のパラドックス」と表現されてありましたが、なぜ優秀な人ほど、すべてに手を出し、エネルギーを拡散させてしまい、最終的には本質を見失ってしまうのかということについてです。

  • 選択肢が多すぎる
  • 他人の意見がうるさすぎる
  • 欲張りの時代

豊かな時代でテクノロジーも発達してくると、上記のような理由で、全部手に入れよう、全部やろうという雰囲気が浸透していきているためだそうです。

また、選択肢が多すぎると人は選べなくなるという研究結果もあります。

参考:TEDで知った選択のパラドックスと幸福な人生の関係

文中にあった、何かに「イエス」と言うことは、その他すべてへ「ノー」と言うことだという一文が印象的で、この意識をしっかり持てるようになろうと思いました。

他には、絶対に「イエス」だと言い切れないなら、それはすなわち「ノー」であるというフレーズもありました。これも大事だなー。

目標は明確に

1000チームくらいへの調査の結果、チームのパフォーマンスは目標の明確さに大きく左右されるということが分かっています。

「かなり明確」を「完全に明確」にすべきと著者は言います。

クレッグ・マキューンさんはコンサルタントとしての経験上、目標が明確じゃない会社・チームは、何をすればいいか不明確なので、上司の歓心を買うという不毛な社内政治が蔓延したり、それぞれがバラバラに利益を追求するため、個々ではよくてもチームとしてはマイナスという状態になってしまことが多いと気づいたそうです。

したがって、本質目標を立てることが重要なんだとか。

本質目標とは、一般的か具体的かという軸と、平凡か刺激的かという軸のマトリクスを作ったときに、具体的×刺激的な目標のことです。

(ちなみに、一般的×平凡は価値観、一般的×刺激的はミッション・ビジョン、具体的×平凡は四半期決算という例が示されていました)

一つの重要なポイントは、達成をどうやって判定するのかということが明らかに分かるものにするのかということです。

何が重要かを考える

「今、何が重要か」という問いを常に自分に投げかけることも非常に大事だと感じました。

過去の失敗の後悔や未来への不安を考えていても意味がなく、そもそも人には「今」しかないのだから、「今ここ」にどう集中するかを考えようということでした。

そのために、マインドフルネスが勧められていましたが、毎日実践している身としてはかなり納得感がありました。マインドフルネスは今に集中することと同義ですからね。

参考:頭がごちゃごちゃしてたので「マインドフルネス」についてシンプルに整理してみた

こんな人にオススメ

仕事やプライベートでもいいですが、何かのものごとを「やらなくてはならない」「どれも大事」「全部できる」と捉えてきた人(僕もそうだったんですが……笑)や、将来死を迎えるときに「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった」と思ってしまいそうな人は、非エッセンシャル思考なので、絶対読むべきだと思います。

個人的には、去年から自分の思考や行動がこの本のおかげで良い方向に変わった気がしていますので、オススメできます。そもそも何度も読みたくなる本ってそんなに多くないですしね!

では、また!

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