TEDで知った選択のパラドックスと幸福な人生の関係

TEDで興味深い学びを得たのでシェア。選択のパラドックスと、それがどう人生の幸福につながるかを知りました。TEDにしては長めの19分37秒のプレゼンテーションだったので、要点をまとめてみます。こんにちは、164(@next164)です。

心理学者バリー・シュワルツ氏のTEDプレゼン

2006年くらいのプレゼンテーションでした。けっこう古いんですけど、良い学びがありました。

バリー・シュワルツ氏が語る、選択のパラドックスについて.png

今回バリー・シュワルツ氏は「選択のパラドックス」について話していましたが、「選択」についてだと、コロンビア大学の盲目の教授シーナ・アイエンガー氏も有名ですね。『選択の科学』という著書も面白かったです。

選択の科学 
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バリー・シュワルツ氏と同じ内容が語られていたので、余計納得感が高まりました。

さて、では、TEDの動画をご覧ください。

ちなみに、上記プレゼンテーションのポイントは、以下にまとめます。時間のない方はこっちを読んでもだいたい理解できると思います。

バリー・シュワルツのプレゼンの要約

僕がとらえたプレゼンテーションのポイントは以下の通り。

  1. 自由と選択肢
  2. 選択の悪影響
  3. 適度な不自由

ひとつずつ自分でも整理しながらまとめていきます。

自由とは選択肢が増えること!?

「自由ってなんだ?」という問いに対して、昔からいろんなところで研究がされてきましたが、バリー・シュワルツ氏が公式教義と呼ぶもの(常識みたいなことでしょうか)は以下のようなものです。

  • 人々の繁栄による幸せ=個人の自由が最大化されること
  • 自由の最大化=選択肢が最大化すること

つまり、選択肢が増えることで、自由度が増し、人は幸せになるということですね。

選択肢の多さが生む3つの悪影響

ただし、選択肢が増えることが必ずしも幸せにつながるわけではないという研究結果が最近増えているようなんです。

公式教義が違うのではないか!?という疑問が生まれたわけですね。

1.無力感が生まれる

あまりにも多くの選択肢を前にすると、人は選べなくなってしまい、無力感を感じてしまうことがあるようです。

シーナ・アイエンガー教授のジャムの実験でも明らかになってます(「選択の科学」より)。

「ジャムの法則」は、アイエンガー教授が、ドレーガーズという高級スーパーマーケットを舞台に、1995年に行った実験で、「豊富な選択肢は売り上げをあげる」というお店の方針を実証しようとするものでした。 ところが、結果は逆、24種類のジャムを売り場に並べたときと、6種類のジャムを売り場に並べたときでは、前者は、後者の売り上げの10分の1しかなかったのです。

2.満足度が下がる

無力感を越えて決断をした場合でも、選択肢が少ない場合と比べて、選択肢が増えれば増えるほど、その選択への満足度が下がってしまうという悪影響もあるようです。

これは、選択しなかった別の選択肢の良い所を想像してしまい、その分選んだ選択肢に対して不安・不満を持ってしまうこと(経済学的には機会費用と呼ぶ)と、また、選んだ選択肢が完璧でなかった場合に、選ばなかった選択肢の方がよかったのでは?と自分の決断を後悔してしまうことにつながるからです。

3.期待値が増えすぎる

2と似ていますが、3つ目の悪影響は、選択肢が多いと期待値が増えすぎてしまうことです。ひとつしか選択肢がない場合は期待も高まりませんが、選択肢が多くなると、いろんな比較ができるために良い選択肢の基準がかなり上がってしまうそうです。

選択肢が増えすぎると、良い意味での驚きが無くなるんでしょうね。

適度な不自由が幸せを生む

結論としてバリー・シュワルツ氏が言っていたのは、適度な不自由が幸せを生むということ。

要は、バランスが大事、ということですね。

僕は選択肢は増えれば増えるほど良いと思って、自身も選択肢を増やし、人にも増やすことができたらいいな、と思って生きてきたので、結構考えさせられました。

TEDはやっぱり学びがありますね!

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では、また!

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