組織で働く際に信頼を得ることの重要性は誰しもが感じていると思います。そんな信頼を構築する方法について、Paul White博士が海外キャリア情報サイトにて、シンプルな3つのCという考え方を提唱していました。こんにちは、164(@next164)です。
仕事で信頼を得るために大事なこと
仕事で信頼を得るための3つのCは以下のとおり。
- Competence(能力):仕事をやり遂げるための能力(知識、経験、実力)がある。
- Character(人柄):誠実で頼りがいがあり、(自分の利益ばかりでなく)周囲の人間の利益を気にかける。
- Consistency(一貫性):安定性と一貫性をもって仕事をやり通す能力と意志を持っている(矛盾やむらがない)。
この「3つのC」がそろって初めて信頼を得られるそうです。つまり、
スキルに磨きをかけて能力を身につけ、やると言った仕事は確実にやり遂げ、職務に必要とされる透明性や誠実さをもって仕事に取り組むべし
ということですね。
・・・以上。10秒で分かる!シリーズでした(初めてだけど)。
・・・
・・・
・・・
補足 ※もう少し知りたい人用
これら3つのCは、当たり前で決して難しいことではないけれども、往々にして忘れられていることでもある、と筆者は述べています。また、3つのうちひとつでも失われると、信頼は生まれないし、続かないとも。
特にConsistency(一貫性)は一番忘れられそうな気がします。朝令暮改という逆の意味の言葉もビジネスの世界ではよく使われるくらいですし、一貫性が固定概念化してしまうと、信頼構築にとって邪魔になるときもありそうですね。
Character(人柄)に関しても、仕事が大量で余裕がないときは、すぐ自分のことや自分の小さな周辺のことまでくらいしか気にかけられなくなってしまいそうな気がします。
この3つのCを意識することで、積み上げてきた信頼残高を一気に失わないように気をつけたいと思いましたね。
あと、読んでて思ったのは、「日本GEの人事評価制度「9ブロック」導入のコツ」で書きましたが、GEの考え方と似てるかも知れないということ。
9ブロックの「業績」に、Competence(能力)とConsistency(一貫性)が、「バリュー(価値観)」に、Character(人柄)が当てはまりそうな気がします。
こんな風に、同じような考え方・理論などは沢山あると思うので、比較してみたり、まとめてみたら面白いかなーと思いました。いつかやってみようっと。
参考:If You Want to Rebuild Trust at Work, Remember These 3 C’s(英語)
では、また!