「一緒に働きたいと思った人は、何年経っても待つ!」「人材の質には妥協しない」と言い続けているDeNA創業者の南場智子さんですが、そのとおり5年待って採用した人材の記事で気づきがあったのでメモ。こんにちは、164(@next164)です。
DeNA南場智子氏が追いかけ続けた男
DeNA南場智子氏の3つの人材採用における本質論「5年かけても追いかける」そして、採る。でも書きましたが、DeNAでは人材採用について「人材の質に妥協しないこと」「時間を惜しまず、長く追いかけること」「正直に伝え、入れたら信じること」を常に意識しているそうです。
そんな中で、「内定出しても断られたとしても、、、5年位は追いかけるつもりでいろ!」というメッセージが記憶に残っていて、実際そうやって採用した社員もいるという記事を見たことがあり、それどんな人間なんだろうなーと思ってたのですが、分かりました。
それは、前田裕二さん(27歳)。現在、アイドルやアーティストの動画ライブ配信プラットフォーム「SHOWROOM(ショールーム)」の総合プロデューサーをやっている人です。
面白そうなサービスです。
このSHOWROOMで世界のエンタメ業界を変え、誰もが夢を実現できる場所をつくるというビジョンをもっているようですね。
前田裕二氏はすごい経歴の持ち主で、就活時にDeNAの内定を断り、外資系金融会社に就職、2年目にはニューヨークに赴任し活躍するという感じの超エリートです。
すごい。
その強さはレジリエンス
でも、この記事で気づきがあったのは、上記の前田氏の略歴には出てこない力強さの源泉の部分でした。
群雄割拠のIT/Web業界で必要な人材要件の1つが分かった感じがしました。いや、Web業界だけじゃなく、どこでも通用する質の高い人材と言ってもいいかもしれないです。
詳細はぜひ記事を読んで欲しいのですが、僕が感じたのは、「レジリエンス」が高い人なんだなーということです。
参考:DeNAファウンダー南場智子が5年かけて口説き落とした男|SHOWROOM総合プロデューサー前田裕二 | CAREER HACK
レジリエンスとは
ポジティブ心理学の分野で研究されているレジリエンスという力は、日本語には訳しにくいのですが、「逆境力」「復元力」「復帰力」と言われたりする力のことです。
要は「凹んでも、立ち直れる力」なんですが、その中にはいろんな要素があるため、現在世界で注目され、盛んに研究が行われています。
前田氏の話を読んでいても、8歳のときに両親を亡くし苦労した幼少時代があったり、その中でも兄に支えてもらいながら、モチベーションの源泉となる信念を見つけ、前向きに生きてきた人生が分かりました。
- 「コントロールできない外部の問題で何かが達成出来なかったり、個人の能力に差が出る事が悔しい」
- 「逆境に屈することなく、どこまで高みに昇れるのか、自身の人生を通じて証明したい。これが、自分の根源的なモチベーションです。」
などと語っていました。まさに逆境に立ち向かうパワー(レジリエンス)なんじゃないかと思ったわけです。
まとめ
このように、レジリエンスから派生する、貪欲な成長欲・チャレンジ精神・行動力などが結局南場さんからみて、質の高い人材に見えたのではないかなーと考えました。
未知の領域に(新しいことに)チャレンジしていくとき、レジリエンスを持ちあわせていなければ、すぐに諦めたり、逃げたりしてしまうでしょうし、そんなビジネスマンは新しい事業を立ち上げ、伸ばし続けていくことは到底出来ないと思います。
とくにスピード感をもって変化対応していかないといけない業界であればあるほど求められる力なのかなと思ったりしました。
レジリエンスを持った人間は(南場氏のいうところの)質が高い。ということなんでしょうね。
では、また!