クリエイティブさ(創造性)を高める脳のネットワークとは?右脳・左脳は関係ない!?

人材開発

創造性は人生に対する態度である、という話を以前書いてたのですが、脳科学的に言うとこういうことなのかも!という記事を最近読んだのでメモ。創造性には白昼夢(≒妄想)が大事だということです。こんにちは、164(@next164)です。

参考:クリエイティブな力を養うコツ5つ「創造性は人生に対する態度である」

右脳派か、それとも左脳派か?の間違い

よくクリエイティブな(創造的な)右脳と、ロジカルな(論理的・分析的な)左脳とか言いますが、どうもそういうわけではないらしいですね。

どこか創造性を司る一部位があるわけではなく、それらが連動した「脳の活性化の状態(ネットワーク)」が創造性を司るようですよ。

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上記は創造性に関わる脳のネットワークを示しています。

創造性が働くときは一番左の「Default Mode Network(初期モードネットワーク)」を使うそうです。自分のことを考えるときに活性化するネットワークと書いてありますね。

また、それを実行に移す際は「Central-Executive Network(中枢ネットワーク)」を使うそうですが、これは数学の問題を解くときなどに活性化するネットワークです。

そして、これらのネットワークを繋ぐのが「Salience Network(主要ネットワーク)」と言われています。ネットワークが連動して人は何かを為すということですね。

面白かったのは、実験ではフリースタイルのラッパーが即興でやるときの脳を測っていたのですが、そのときDefault Mode Network(初期モードネットワーク)が活性化していたそうです。

クリエイティブな時の脳の状態

脳には毎日大量の情報(刺激)が入ってくるため、負担を減らすために人間の脳にはもともと全部を処理しないようなしくみがあります。「潜在的抑止」というらしいですが、些細な情報を精査するための様々なフィルタということです。

で、クリエイティブな人はこの潜在的抑止の力が低いということが分かっているそうです。新しい経験に対してオープンで、脳の中でアイデアのつながり(ひらめき)が起きやすいということですね。

これは、Default Mode Network(初期モードネットワーク)が優位に活性化して、脳の認識する領域の活動(Salience Network(主要ネットワーク))が弱くなった結果だそうです。

クリエイティブになるために意識すること

つまり、クリエイティブになるために(創造性を発揮するために)は、Default Mode Network(初期モードネットワーク)の働きを高めればいいわけですが、そのためにどうすればよいかも書いてありましたよ!

それが、白昼夢(Daydreaming)です。

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ここでは妄想(想像)と言ってもいいと思いますが、白昼夢を見るとき、人はDefault Mode Network(初期モードネットワーク)が活性化しているそうです。

白昼夢、要は妄想や空想の世界では、過去・未来・現在も関係なく、場所も関係なく、高速で行き来するため、アイデアが自由に繋がりやすいんではないかということですね!

人間はどうやら起きている時間のうち15〜50%の時間を白昼夢に使っているらしいので、白昼夢のように、アルファ波が出るようなとてもリラックスした状態をキープすることが、クリエイティブになるコツだというわけです。

・・・ちょっとまとめきれてない感がありますが、もっと勉強しよ。笑

この記事で、1年くらい前にイノベーションは妄想力から生まれるという話を書いてたことを思い出しました。想像力、妄想力って大事だなと改めて実感しましたー。

では、また!

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