「血液型と性格は無関連!」をとうとう証明した心理学研究がこれだッ!

心理学

心理学を学んだものとして、血液型と性格に何の関係もないことは知ってましたが、世の中にはびこる「A型ぽい」だの「やっぱりB型だねー」などの、根拠なきセリフを駆逐する心理学研究の論文が発表されたッ!待ってました!こんにちは、164(@next164)です。

血液型と性格(パーソナリティ)の関連性

「まじめで細かいからA型でしょ?」とか、「大雑把なO型やなー」とか、世の中には血液型と性格をさも関連があるように言うことが多々あると思います。

身の回りの日常でもそうですし、2004年には年間70本のテレビ番組が血液型性格関連説に関する特集が組まれていたり、2008 年には「B 型自分の説明書」等を代表とする血液型自分の説明書シリーズの4作が全て年間売り上げ部数のランキングのトップ10 に入ったりしてきました。

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・・・でもこれ、大間違いなんです。

心理学の世界では、昔から血液型と性格に関連があるとは言えないことが証明されてきました。そしてとうとう今回、「関連があるとは言えない」ではなく、「無関連である」ということを示す積極的な研究結果が発表されました。

タイトルはズバリ、「血液型と性格の無関連性」。

京都文教大学や九州大学で講師をしている縄田博士が行った、日米の1万人を超える対象に対する大規模調査によって明らかになりました。日本心理学会のWebサイトに論文が公開されていたので、興味深く読ませてもらいましたよ、と。

参考:血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――

興味があればぜひ読んでみてください。

なぜみんな信じるのか?疑わないのか?

ではなぜ、多くの人が血液型と性格の関連を信じて疑わないのか、ということが問題なわけです。バーナム効果とかもあるとは思いますが、面白いことが論文には書かれてありました。

バーナム効果・・・誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象。

それは、血液型性格判断を信じることが自身の性格(少なくともその認知)を変化させることがあるということです。

血液型の間で性格の自己認知に有意差があるのは、血液型性格判断を信じている人が多く、信じていない人ではほとんど見られなかったそうです。

人間ってのはすごいもんで、「病は気から」じゃないですが、周りから言われ、もしくは、テレビや本で知ったことにより、勝手に思い込んでしまった自分の性格(のような単なる定義)に、自分が寄っていってしまうということがあるということですねー。

だから信じて疑わなくなっちゃうんでしょうね(というかそうなるんだから疑う必要がないわけか・・・)。

やっぱり思い込みって良くも悪くもすごいパワーがあるんだなーと再認識しました。

今まで、血液型って性格に関係ないよって言ってもあまり信じなかった周りの人達に、この研究結果を見せてまわろうかと思う今日このごろです。笑

では、また!

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