次世代のリーダーに必要な能力2つ「リーダーシップ成熟度」と「学習機敏性」(コーン・フェリー調べ)

世界最大級規模の人材コンサルティング会社コーン・フェリーが唱える、次世代のリーダーに必要だとされる2つの能力について知ったのでメモ。会社の規模によっても違うと思うけど、納得感はありあり。こんにちは、164(@next164)です。

次世代のリーダーに求められる2つの能力

ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)に掲載されていた記事によると、今後のVUCAなビジネス環境で活躍するリーダーに必要な能力とは、「リーダーシップ成熟度」と「学習機敏性」らしいです。

VUCAとは

VUCAは「混沌として先が読めない世界」のことで、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑さ)、Ambiguity(曖昧さ)の頭文字から成る言葉です。

こんな時代を勝ち抜いていくために企業を引っ張るリーダーのことを、イージー・グロース(安易な成長)時代のリーダーと対比して、スマート・グロース(機知に基づく成長)・リーダーと呼びます。

スマート・グロース時代には、過去(イージー・グロース時代)の成功体験は役に立たないことがすでに証明されているためです。

リーダーシップ成熟度

1つ目の能力は「Leadership Maturity(=リーダーシップ成熟度);マチュリティ」です。

この定義は以下のとおり。

複雑さや曖昧さ、規模の大きな案件において、効率的な運営を行うことができる能力を指す。

非常に複雑な状況でも冷静に状況を分析し、的確な対応策を実施することで問題を解決していく人は「リーダーシップ成熟度」が高いと言えるそうです。

学習機敏性

2つ目の能力は「Learning Agility(=学習機敏性);アジリティ」です。

この定義は以下のとおり。

経験からすばやく学び、初めての環境下でその学びを応用して成功に導くことができる能力を指す。

何をすべきかが明確でない状況でも、何をすべきかを短期間で理解することができる人、誤解を恐れず簡単に言うと、要領の良い人は「学習機敏性」が高いと言えるそうです。

ASTD(米国人財開発機構)でもテーマとして取り上げられたくらい注目されている能力らしいですね。

※ASTD・・・訓練・人材開発・パフォーマンスに関する世界最大の会員制組織

2つの能力の測り方

人材コンサルティング会社コーン・フェリーのおすすめとしては、この注目されている2つの重要な能力を科学的に分析することが大事で、そのための一つの方法として、簡単なオンラインのアセスメントツールを紹介していました。

リーダーシップ成熟度(マチュリティ)を「Decision Styles」で、学習機敏性を「viaEDGE」というツールで測れるそうです。

その結果を2軸のマトリクスに整理しマッピングすることで、各社員の能力の可視化が可能となります。

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例えば、次世代のリーダー候補選出は「成長主導者」「成長創出者」「成長受容者」から選ぶといった利用をするそうです。

また、若手の中から高い潜在能力を発掘することや、中程度の社員をどう育てるかという育成計画に利用することもできますね。

日本企業に多くある、上司の主観的・感覚的な判断での人材配置ではなく、こうやって科学的に分析した上での人材育成・配置が必要ではないかという主張でした。

参考:リーダーとしてのポテンシャルを具体的にどうやって見きわめるか? | 次代のリーダーはトップが育てる|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

学習機敏性は大事だ

このDHBRの記事を読んで思ったのは、会社のステージによって、この2つの能力の重要度バランスも変わってくるんじゃないかということです。

リーダーシップ成熟度は、ある程度規模が大きくなってから特に力を発揮してくる能力だし、その会社の成長過程で個人に身についてくる部分も多いんじゃないかと思ったわけです。

一方、学習機敏性は、もっと小さい、スタートアップの時期から会社がどんどん成長していく過程で特に必要とされる能力なのかなと。大企業でも新規事業などでは必要だと思いますけどね。

感覚的ですけど、「リーダーシップ成熟度」は、管理・効率などがキーワードとして浮かぶので「マネジメント」寄りで、「学習機敏性」はチャレンジ・想像などが浮かぶので「リーダーシップ」寄りの能力かなと感じています。

リーダーシップ成熟度って言ってんのにマネジメント寄りってややこしいですけど。笑

とにかく、次世代のリーダー育成を考えるときに、是非参考にしたい内容でした。

では、また!