健康心理学者のケリー・マクゴニガル(Kelly McGonigal)氏が衝撃のTEDトークをしていたのでメモ。長年の研究で、ストレスは身体や健康にとってよくないというのはウソだ!と明らかになったようですよ。じゃあストレスは身体にいいのか?・・・こんにちは、164(@next164)です。
どうやってストレスと友達になるか(TED)
ケリー・マクゴニガル氏のストレスに関する2013年のTEDトークですが、原題は「How to make stress your friend」というものです。
ストレスと友達になる方法って話です。
健康とストレスの8年間の研究で分かったこと
30,000人のアメリカの成人を8年間にわたって追跡調査をした調査・研究で明らかになった事実が衝撃的でした。
前年重度のストレスを感じた人々が翌年亡くなる確率は、普通と比べて43%も高いという結果が明らかになったのですが、この結果、実は、
ストレスが健康に悪いと信じている人だけの結果だそうです。
つまり、重度のストレスを感じていても、「ストレスは健康に何も関係ない」と思っている人々のグループが一番死亡率が低いという結果でした。これはストレスと感じていないグループと比べても一番だったようです。
ストレスではなく、ストレスを害であるという信念が、健康を蝕むということですね。
ストレスをどう捉えるかですべてが変わる
その他の研究でも、ストレスに対する考え方・捉え方によって人間の反応が大きく変わるという事例もありました。
例えば、普通ストレスを感じると、人間は心拍数が上がり、血管が縮まることが知られていますが、「ストレスを感じることは良いことだ」という信念を持っている(持つように教育された)場合、心拍数も血管も問題無い状態のままらしいです。
オキシトシンのくだりはちょっと良くわからなかったですが、、、(逆のことを言ってるような・・・)最後のまとめは良かったです。
それは、
ストレスが多い仕事と少ない仕事どっちが良い?
ストレスが多い仕事か、それとも楽でストレスを感じない仕事を選ぶかについて悩んでいたらどんなアドバイスをするか?という問いに対しての回答でした。
確実に言えるのは、健康の側面から見ても「人生に意味を求め、よくなろうと願い、行動を続けること」は、イヤなことを避けて通り続ける人生よりも良い、ということです。人生に意味を見つけ、夢を追う、ワクワクする気持ちに従って人生を選択していくこと、そしてどんなストレスを感じたときも「自分ならできる」と信じることが鍵だと思います。
では、動画もぜひどうぞ。
書き起こし全文→「ストレスが身体に悪い」は大ウソ! 健康心理学者が語った、本当は怖くないストレスの話 | ログミー[o_O]
双子の美人姉妹
この記事に全く関係ない話ですが、このケリー・マクゴニガル氏には双子の姉妹がいるらしいです。僕は最初二人をごっちゃにして同じ人だと思ってたくらい似てます。まぁ双子だからしょうがないかー。
その双子のジェーン・マクゴニガルも、TEDでプレゼンテーションをしています。こっちはゲーム研究家とか言ってたような記憶がありますが、とにかくすごい姉妹ですね。2012年のこのTEDトークは面白かったです。
「The game that can give you 10 extra years of life」
ゲームで10年寿命が延びるぜ!って話です。
では、また!