心理学の一つ「ポジティブ心理学」の勉強の中で「ポジティブ」の定義について面白い話を知ったので書いときます。「ヘドニア」と「ユーダイモニア」。最初聞いた時は???でしたが、なるほどなーと思ったので。こんにちは、164(@next164)です。
ポジティブ(心理学)とは
まずは、ポジティブの辞書的定義を調べてみました。
物事を肯定的な方向に傾斜した考え方を行う傾向のこと。
プラス思考という言葉は日本だけの表現であり、世界的にはPositive Thinkingである。via: プラス思考 – Wikipedia
また、このポジティブ(幸福感)について研究する心理学を「ポジティブ心理学」と呼びます。
ポジティブ心理学(英語: positive psychology)とは個人や社会を繁栄させるような強みや長所を研究する、近年注目されている心理学の一分野である。ただ精神疾患を治すことよりも、通常の人生をより充実したものにするための研究がなされている。
近年の実証的研究家には、マーティン・セリグマン、エド・ディーナー、ミハイ・チクセントミハイ、ジョナサン・ハイトなどが挙げられる。via: ポジティブ心理学 – Wikipedia
セリグマン博士が創始者で「ポジティブ心理学の父」と呼ばれています。
以前書いた「TEDでショーン・エイカーが言った「幸福と成功の意外な関係」とは?」というエントリでもポジティブ心理学の面白さが味わえると思います。
ポジティブには2種類あるのだ!
「ポジティブ」には2種類あるらしく、これが最近だと一番びっくりして学んだことです。
まぁ、ポジティブの定義をもともと明確に持っていたかというとそうではなかったのですが、、、笑
その2つが、「ヘドニア」と「ユーダイモニア」です。
ヘドニア(Hedonia)とは
感覚的な快楽のこと。
古代ギリシャの享楽主義に由来があり、五感を通した心地よさ、喜び、楽しさ、などのポジティブな感情らしいです。また、ヘドニアは感情の濃度と頻度が幸福度をアップさせるようです。
一般的に「ポジティブに考えよう!プラス思考だぜ!」と言われてるのはヘドニアのような気がします。これももちろん大事なんですが、だから、ただ楽しければいい!みたいな誤った解釈も生んでしまうんでしょうねー。
ユーダイモニア(Eudaimonia)とは
自己実現や生きがいを感じることで得られる幸せのこと。
古代ギリシャのアリストテレス哲学に由来していて、意義ある目標に向かって努力を重ねる行動と、困難を乗り越えるときの充実感から発生するポジティブ感情らしいです。ユーダイモニアの場合は苦難と試練が幸福度をアップさせるんだとか。
ポジティブの一つとしては認識していませんでしたが、これもポジティブだと言われれば確かに!という感じがします。
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2つのポジティブですが、大分異なりますね。面白い。
どちらかに偏らず、バランスをとってどっちの幸福も感じられるように生きていければいいんだろうなと思いました。
ポジティブ心理学についてはこれからもっと探求していこうと思います!
では、また!