東京大学の中原淳さんの記事で、ヤフー社長(宮坂学さん)のリーダーシップ定義について書かれてありました。また、リーダーシップというものについて知識の重なりが一つ増えたのでメモ。
リーダーシップとは
以前にもいくつかリーダーシップについて書いたエントリがあるので振り返ってみました。
リーダーの目的は創造と変革。未来志向で、カリスマ性で人を率い、直観を重視。
より良い未来に向けて、人々を一致団結すること
リーダーは役割(=誰でもできる・なれる)
これらはリーダーシップというより、「リーダー」と「マネージャー」の違いという視点から見たリーダーの定義なので、これを発揮することがリーダーシップであると考えると良いと思います。
参考:リーダーとマネージャーの違いって何?と問われたときの回答まとめ
また、他には、
複雑さや曖昧さ、規模の大きな案件において、効率的な運営を行うこと [リーダーシップ成熟度]
経験からすばやく学び、初めての環境下でその学びを応用して成功に導くこと [学習機敏性]
なども、先の読めない(VUCA)時代である現代におけるリーダーシップだと言われています。
参考:次世代のリーダーに必要な能力2つ「リーダーシップ成熟度」と「学習機敏性」(コーン・フェリー調べ)
そんな中、東京大学の中原准教授がヤフー社長のリーダーシップのメタファを記事にしてくれていたのでメモしておきます。
宮坂学さんの言うリーダーシップ
ヤフーの社長である宮坂学さんがリーダーシップを例える際に使っているのが「山登り」らしいです。
リーダーシップとは、要は、
- どの山に登るのか = 目標、課題設定
- 誰とどう登るのか = ネットワーク構築
を検討し、計画し、実行することだそうです。
シンプルで分かりやすいですね。
どの役職においてもリーダーシップを発揮すべきだとすると、会社として「前年比売上120%達成は絶対」や、部門として「この予算内でやり切る」などという決定事項はいろいろとあったりしますので、それぞれの権限の中でMAXの目標設定をすることが大事なんだと解釈しました。
そして、その目標を達成するために、どんなチームでやるか、もしくは決まっているチームの中でどんな役割分担をすれば達成できるのかを考え抜くことかなと。
また、書いてあった中で興味深かったのは、上記のリーダーシップを発揮する際のスタイルは何でもいいということです。
例えば、先頭に立ってガンガン引っ張る「カリスマ型リーダーシップ」もあれば、メンバーを後ろで支援するような「奉仕型リーダーシップ(サーバントリーダーシップ)」もありだよということですね。
状況やメンバーの個性や自分自身の特性などによって、適したものを選択するか、柔軟に使い分けるべきなんだと思います。
知識を重ねていくということ
こうやって一つ一つのことに知識を重ねていくと、自分なりの定義が深くなっていくので良いですね。
リーダーシップについてだけでなく、いろんな定義を自分なりに持つことは、成果や成長にとってとても大事だと思っているので、学び続けていく必要性を改めて感じました。
最近なかなか取り組めてないですが、「考えや思考を深くする癖をつけるには「俺定義」がオススメという話」で書いてた「俺定義」の追加・更新をもっとやっていこうと思います。
では、また!