今年の新入社員へのアンケート結果が個人的には「むぅ・・・」という感じだったのでメモ。いわゆる「社長になりたい」独立志向の新入社員は減少の一途をたどっています。こんにちは、164(@next164)です。
産業能率大学のアンケート調査
2014年の春に就職した新入社員485人へのアンケート調査を、産業能率大学が実施していました。個人的に残念な傾向だったので忘れないようにメモしときます。
「あなたが最終的に目標とする役職・地位は?」
この質問に対しては、「部長クラス」が21.1%で一番多く、「役員」の20.7%がそれに続くという回答結果でした。
「社長」を目指すのは9.0%でした。
これは昨年の調査の11.9%を下回る結果で、過去最低の数値を更新しています。さらに、1990年の調査開始から初めて1割を下回る結果となりました。
これってなんでなんですかね。夢がない、というか、現実的というか、自分の可能性を自分であえて狭める必要ないのになーと思ってしまいます・・・。
また、そもそも「地位には関心がない」という回答が41.5%もあるのも、ちょっとどうかなーと。もちろん地位がすべてではありませんが、逆にこの約半分の新入社員は何に関心があるんでしょうか。安定とかライフワークバランスとか目の前の仕事とかですかね?
「将来の進路としてどのような方向を望みますか?」
この質問には、専門職志向(役職には就かず、担当業務のエキスパートとして成果を上げる)が45.9%で、管理職志向(管理職として部下を動かし、部門の業績向上の指揮を執る)が46.2%という回答でした。専門職志向は例年と変わらず、管理職志向は2.2ポイント増加という結果です。
そして、独立志向(独立して自分の会社をたち上げる)は、これまた過去最低の5.4%でした。
独立はしたくないけど、管理職にはなってみたいということでしょうか。「部長クラス」を目指すという先の問いの回答結果と合いますね。
「年功序列と成果主義、どちらを望みますか?」
回答は「成果主義」が56.7%で、「年功序列」が43.3%ということで成果主義が多く、先の結果と矛盾するように見えますが、実は3年連続で年功序列を希望するという回答にシフトしています。
しかも、「終身雇用制度」を望むという回答が76.3%と過去最高だったこともあり、確実に安定志向は強くなってきていますね。。。
まとめ
「独立志向<管理職志向」×「年功序列」×「終身雇用」で「安定志向」の完成だなーと思いましたね。自分の会社の新入社員はそんなことないので、この現実を感じられていなかったですが、一般的なこういうデータを見て相場感を知ったのは良かったです。
アンケート対象の485人は産業能率大学のセミナーに来た新入社員ということだったので、その属性がどういうものかは冷静に考えなきゃいけないですが、一つの参考になりましたぜ!
では、また!