2012年ごろから広まって来たMOOCが実は成功していない!という理由を分かりやすく書いてくれていた記事をみたのでメモしておきます。キーワードはモチベーション(もしくは、忍耐)ですね。
MOOCの課題
MOOCの現状の課題としては、「新規ユーザーが増えていない」ということです。
スタートアップ界隈では当たり前の話らしいですが(僕は知りませんでした)、 グーグルトレンド(Google Trends)の検索トラフィックでサービスの認知度を推し量ったりするそうですね。
その検索トラフィックを、有名なMOOCであるCoursera(コーセラ)やUdacity(ユダシティー)について調べてみたところ、伸び悩んでいたそうです。
また、「修了率が低い」という課題も抱えています。コースを受講し始めたものの、最後までやり遂げない人が90%以上いるのが普通という状態です。
MOOCが成功しない2つの理由
MOOCが成功しない理由の大前提は、モチベーションです。
もしくは(言い換えると)忍耐です。学習を続けるモチベーション(忍耐)が重要ということですね。
無料であること
1つめの理由は、無料であることだそうです。
大学は通常数十万〜数百万が費用としてかかるわけで、勉強をしようというモチベーションを持ちやすいけれども、MOOCは無料なので、講座がつまらなかったり難しかったりしたときに継続するモチベーションが生まれにくいということですね。
まぁ、お金払うと、もったいないという気持ちは間違いなく生まれますからね……。
制約が無いこと
もう一つの理由は、MOOCにはあまり制約が無いことです。
大学ではカリキュラムがありキャンパスでは他の学習している学生もたくさんいて、学習に向かうモチベーションが生まれやすい環境があるけれども、MOOCにはそれが無いということですね。
いつでもどこでもっていうのがMOOCのいいところでもあるんですけどね……。
要は、MOOCの2大メリットが、結局デメリット、というか流行り続けない理由になってしまっています。 うーん。むずかしい。
参考:オンライン講義のMOOCが大学に取って代わることができない理由 | TechCrunch Japan
VRやARが突破口になる!?
個人的にはVR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)がその突破口になったら面白いなーと思っています。
実際に大学みたいに同時刻の同じ場所に他人がいなくても、そうなるように脳の中の現実は変えられますし、そんな体験はそもそもワクワクしますしね。
今後の、このEdTech領域でのイノベーティブなテクノロジーが楽しみです。
では、また!