パズドラのガンホー会長である孫泰蔵氏のブログをいろいろ見てたら学びになったのでまとめておきます。兄であるソフトバンク社長の孫正義氏とともに、ビジネスの世界で超有名な兄弟ですが、さすが、沢山学びがありましたよ。こんにちは、164(@next164)です。
夢と志の違い
孫泰蔵氏によると、夢は「あくまでも個人的な願望」であり、その「夢に社会的な意義を重ねたもの」を志と言うのだ、と定義されていました。
言い換えると、自分の願望に社会の大義を重ねあわせることによって、単なる自分の欲望をなにか実現に値する価値のあるものへと昇華させ、その価値の実現にむけて自分の人生を捧げるというコミットメント(決意表明)が、志なんだそうです。なるほど。
もっと簡潔に言うとこうなります。「志とは社会性を帯びた己の夢である」。
ちなみに、孫正義、孫泰蔵の兄弟(孫家)では、上記の志の定義を「究極の自己満足」と言い換えているらしいですね。自己満足も突き詰めると、自分だけでなく、周りや社会全体も幸せにしなければ満足できないレベル、要は「志」になるそうです。
引用元:TAIZO SON’S BLOG
この「夢」と「志」の違いについては、自分の中で整理しきれていなかったことだったので、なるほどなーと思って学びになりました。志の方が夢よりもある程度具体的で方向性の固まったものになってくるような気がします。
孫家の自己満足の話もそうですが、やはり、まずは自己の幸せ(利己)を望むとしても、最終的に「利他の精神」が入ってくるんですね。そして、その気持ちが強い人が、例えば坂本龍馬やイチローや孫兄弟などのように、「志」がある人と言われるんだろうなと思いました。
リスクの定義と取り方の注意点
他にはリスクについての記事もあって、これも学びになりました。
「リスク(risk)」とは、「制御可能な危険(manageable danger)」を指します。危険の中でもコントロールしやすい、管理可能な危険だけをリスクと呼ぶのです。数学的に言えば、「リスク(A)は危険(B)の部分集合(A ⊂ B)」になります。
リスクは、あくまでも「制御可能な危険」のことであり、ただの危険(Danger)とは違うということがポイントでした。したがって、リスクの評価やリターンの評価をしっかりしないとダメだし、コンティンジェンシープラン(不測の事態への対応策)も立てておかないと、それはリスクを取ったことにはならないとのこと。
孫正義氏は以前、孫泰蔵氏に対して、「普通でも四重五重、大勝負のときは七重八重に用意しておかないとダメだ!」と言ってたようです。
すごいですねー。ソフトバンクのデカイ買収劇などの裏には、緻密なリスクマネジメントがあるってことなんですね。僕は普段の仕事の中で、一重も考えられてないかもしれない。反省。笑
では、また!