マーケティング用語の4Pは知ってたけど4Cもあるんですね。しかも2つ。

人材開発

マーケティングの用語で有名な4Pがありますが、4Cってのもあることを知りました。この2つは似て非なるもので、視点の違いが大きな差になっています。しかも4Cは2種類があるようです。覚えてなかったのでメモメモ。こんにちは、164(@next164)です。

マーケティングの4P

4Pというのは、エドモンド・ジェローム・マッカーシー(w:E.Jerome McCarthy)が1960年に提唱した有名なマーケティング戦略上の考え方のことです。マーケティング論の権威フィリップ・コトラー(Philip Kotler)とは友人らしいですね。

マーケティングミックスの理論として語られることが多いです。

マーケティングミックスとは・・・マーケティング戦略において、望ましい反応を市場から引き出すために、マーケティング・ツールを組み合わせること。ニール・ボーデン(Neil Borden)が最初に使用した言葉。

4Pとは以下の4つです。

  • Product(製品):製品、サービス、品質、デザイン、ブランド 等
  • Price(価格):価格、割引、支払条件、信用取引 等
  • Promotion(プロモーション):広告宣伝、ダイレクトマーケティング 等
  • Place(流通):チャネル、輸送、流通範囲、立地、品揃え、在庫 等

これらの4つに考えを巡らせ、それぞれのツールを使ってマーケティング戦略を立て、実行していくことが大事であるということ。

コトラーの言う、「マーケティング1.0」の概念ですね。

マーケティングの4C

4Cとは、ロバート・ローターボ-ンによって1993年に発表された、買い手側の視点による4Pです。それを「4C」として分類されました。

4Cとは以下の4つです。

  • Customer Value(顧客価値)
  • Customer cost(顧客コスト)
  • Communication(コミュニケーション)
  • Convenience(利便性)

4Pのそれぞれが、4Cに対応しています。

販売者(売り手)視点で考えると「4P」になり、購買者(買い手)視点で考えると「4C」になるということです。

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コトラーの言う、「マーケティング2.0」の概念ですね。

もうひとつのマーケティングの4C

コトラーによると、「マーケティング3.0」の世界では、もうひとつの4Cが重要ということなんです。

ジョブズが仕掛けたiPhoneなどのアップル製品のように、売り手が買い手のニーズを先取りすることがありますし、現代では、売り手・買い手双方が共に生きる「共生(価値共創)」の視点が重要になってきていると言われています。

「共生マーケティング」あるいは「コ・マーケティング」と呼ばれたりもしてますね。

もうひとつの4Cとは以下の4つです。

  • Commodity(商品):造って売り込むプロダクトアウトではなく、企業と消費者で共に創る商品。
  • Cost(コスト):製品価格・生産・販売コストだけでなく、環境を踏まえた社会的コストも含める。
  • Communication(コミュニケーション):プロモーションのカテゴリーだけでは狭い。広告、販売促進、PR、パブリシティ、CI、人的販売、インターナルコミュニケーション、クチコミ(ソーシャルメディア)、MIS等がある。
  • Channel(流通経路):陳列場所だけではなく商品の流れが重要。リアル店舗とネットとの融合も含める。

思ったこと

おんなじ4Cが2つもあったらどっちのこと言ってるのかわからないだろ!とちょっと突っ込みたくはなりましたが、「もうひとつの4C」が今の時代は大事なんでしょうね。これをおぼえておけばいいかな。

今後、「もうひとつの4C」を超える、新たなマーケティングミックスの理論が出てくるのかもしれませんね。感情とか心理とかそっち系に行きそうな気もします。・・・すでに言われてますかね。神田昌典氏とか感情マーケティングってずっと前に言ってるし。

自分でもなんか考えてみようかな。

では、また!

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