少し前ですが、リクルート進学総研が全国の高校生1,438人に対して行ったインターネット調査の結果が公開されてました。高校生のスマートフォン所有率82.2%、3年間で5.5倍など、ふむふむと思うデータばかりで、今後を考えるきっかけになりました。こんにちは、164(@next164)です。
高校生のWeb利用に関する意識調査
4月にリクルート進学総研(高等教育機関、高校生、進路選択に関する各種調査や社外に向けての情報発信を目的とする機関; 株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営)では、「高校生のWeb利用に関する意識調査」というリサーチを行ってました。
概要は以下のとおり。
- 調査目的:スマートフォンなどの新デバイスの利用状況や、SNSに代表される新しいWEBサービスの利用状況を把握する
- 調査期間:2014年4月4日(金)~4月8日(火)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の高校生
- 集計対象数:1,438人
興味深かった結果いくつか
調査の中ではいろんな質問が行われていましたが、特に興味をそそられた結果を3つくらいまとめてみます。
スマートフォン所有率は82.2%
いまどきの高校生はスマホ率82.2%もあるんですね。日本全体では約50%だと聞いたことがあったので(2013年5月調査で43.3%)、高校生(というか小学生はまだしも中学生は同じ感じだと思うけど)のほとんどはスマホ使ってるということですね。
約2割のガラケー派(もしくは持っていない)の人はかなりの少数派で逆に目立ってる状況でしょうか。
これは、2011年の調査と比較すると、5.5倍も増加した結果のようです(2011年14.9%→2012年39.0%→2013年 55.0%→2014年82.2%)。ここ3年でメチャクチャ伸びてます。
また、iPhoneが約半分(43.9%)を占めるみたいですので、やはり日本のiPhone人気はスゴいですね。
地方はまだスマホもってない人が多いと聞いたことがあったんですが、この調査では全てのエリアで携帯電話の所有率をスマートフォン所有率が上回っているということだったので、地方ガラケー説も高校生には当てはまらなくなったことが分かりました。
(デジタル機器の所有状況:リクルート進学総研調べ)
高校生の約6割がスマートフォンで勉強
スマホの利用用途としては、アプリの利用、情報収集やSNSなどコミュニティへの参加がTOP3なのですが、動画を見る、音楽を聞く、などいろんな用途に使っているようです。
その中で、これが軽く衝撃だったんですけど、スマホで勉強(「スマ勉」というらしい・・・)する高校生が約6割(59.1%)もいるという結果が!
確かに、いろんなスマホで利用できるWeb上やアプリの教育サービスが出てきてますもんね。最近美人すぎる先生がいるということで少し話題になってたmanavee(マナビー)とか、受験生なら受験サプリとかかなり使われてそうだし、コンテンツ系じゃなくても、Studyplus(スタディプラス)という学習管理系のサービスなんかもありますしね。あ、あと英単語覚える系のアプリもやはり使われてるみたいです。
この結果をもって、改めてですが、ますますこれらのEdTech分野が発展していく予感がしました。まぁ、もう大小含めいろんなサービスが立ち上がっているので、すでにレッドオーシャンだというウワサもありますけども・・・。
とにかく、6割もの人がスマホで勉強する文化がこの世代にはあるんだとびっくりしましたね。
(パソコン/スマートフォン/携帯電話の利用用途:リクルート進学総研調べ)
スマートフォンを一日4時間以上利用している高校生は 7人に1人
これもびっくりした結果ですが、一日のうちスマホを利用している時間が4時間以上の高校生は14.3%もいるらしいです。この率は直近3年間でどんどん増加していました(2011年9.4% →2012年10.8%→2013年11.9%→2014年14.3%)。
逆にPCとテレビに費やす時間がどんどん減ってきているのは、数字で明確に示されると改めてそうだよなーと理解できました。
24時間の奪い合いですね。笑
睡眠と仕事や学校はある程度安定的に費やす時間があると考えると、今一番争ってるのはそれ以外の時間を奪い合う、スマホ、PC、テレビとかなんでしょうか。あ、習い事とかもありますかね。
(メディアの1日あたり平均利用時間:リクルート進学総研調べ)
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結果の詳細はこちらにあるので、興味ある方はどうぞご覧あれー。
参考:高校生のWEB利用実態調査を発表しました:リクルート進学総研
では、また!