大谷翔平が成功した秘密はマンダラートを使った目標達成手法だった!

人材開発

二刀流で有名なプロ野球選手、日本ハムファイターズの大谷翔平選手が高校時代に取り組んでいた目標達成手法が話題になっています。花巻東高校の佐々木洋監督がビジネス書で出会って指導に取り入れた方法らしいです。これって……マンダラートですね。

マンダラートとは

マンダラートは、発想法の一種。紙などに9つのマスを用意し、それを埋めていくという作業ルールを設けることにより、アイデアを整理・外化し、思考を深めていくことができる。今泉浩晃によって1987年に考案された。

3×3の9マスを書き、その中心のマスに考えたいことを書き込み、周りのマスにはそれに関連する事柄を埋めていく。次に周りの8マスのうち1マスを選び、そのマスの記載内容を別の紙の中心のマスに転記し、同様に繰り返す。これを何度も反復することにより、思考を深めていく。枠組みを提供することにより思考の外化を促進することができるルールであるという意味ではKJ法やマインドマップと似た特徴を持つ手法である。

例えば、こんな感じですね。

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(出典:http://www.biz-brain.co.jp/i_message/i_message12.html)

このマンダラートという発想法を初めて知ったのはまだ学生だったときに読んだこの本だったと思います。

考具 ―考えるための道具、持っていますか?
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大谷翔平が書いたマンダラート

では、そんなマンダラートというツールを使って、大谷翔平選手が描いた目標とそのプロセスが網羅されているシートを見てみたいと思います。

Yahoo!ニュースに取り上げられていました(News Picksの記事)。

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そうとう考えて、且つ、何度も書きなおしたりしたんだろうなーと(勝手にですが)思うほど、完成されていますね。

技術的なことだけでなく、メンタルや人間性まで視点が向いて考えられています。これは8つ無理矢理でも考えることを半ば強制することによって出てきた視点だと思うので、まさにマンダラートの効果なんだろうなーと思います。

マンダラートから目標達成手法へ

で、ここからは僕の考えですが、このマンダラートはあくまでも発想法なので、これを目標達成手法へと進化させるためには、結局、描いたマンダラートをどう運用していくかという部分の手法が大事なんじゃないかと思いました。

つまり、マンダラートだけでは、目標設定手法に過ぎないということです。

言い換えると、すごいなーと思って大谷翔平選手のマネをして上記のようなマンダラートを描いたとしても、目標達成できないんじゃないのかということです。

おそらく、大谷翔平選手も、上記のマンダラートで描いた目標を「毎日見直す」ということをしたり、「周りの選手や監督」に内容を共有してズレていたら指摘をもらうようにしたり、また、ここから更に細かい目標設定などをしていただろうと思うわけです。

企業研修でもそうですが、研修をいくらやってもそれを日常業務に活かしてもらえなければ意味が無いわけで、それと似たようなことかなと。

まとめ

この大谷翔平選手の記事を読んで今回思ったこと2つは、これはマンダラートだ!と思ったということと、目標達成手法にするためには、マンダラート+αが必要だろうな、ということでした。

あと、大谷翔平選手はやっぱりすんげぇーな、ということ。

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マンダラート、久しぶりにやってみようかな(運用含め)。

では、また!

 

 

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