「早起きは三文の得」という格言がありますが、実はこれ、間違ってるんですね。正確に言うと、「早起きは三文の得だから、朝早く起きると生産性が上がるよ」というよく言われてる話が、間違ってるってことです。
研究結果とかもちゃんとあるみたいで、、、やっぱり何でもそうですけど、真の意図・意味を掴まないとダメですね。
早起きは三文の得とは
辞書的な意味を調べてみました。
・早起きは三文の徳とは、朝早く起きると良いことがあるということ。
・朝早く起きれば、健康にも良いし、それだけ仕事や勉強がはかどったりするので得をするということ。
朝はやく起きることは、いいことだ!という話ですよね。
ちなみに、早起きは三文の「得」は「徳」でもいいらしくて、きっちりは決まってないようです、、、決めとけー笑。
間違いのポイント
間違いのポイントとなるのは、間違いなく、「早起き=生産性UP」という短絡的な図式です。
早起きは三文の得を肯定する研究結果も、結局言えるのは「早起きな人の思考回路は非常に前向きで、1日を通して精力的に仕事に取り組む」ということだけであって、要因はその内にいろいろあるわけです。
逆に、否定する研究結果(学術誌「Thinking & Reasoning」に掲載)によると、生産性と創造性を発揮する鍵は、
自分の仕事が一番はかどる時間帯に働くこと
であると論じられています。
・・・うん。まぁ、そうでしょうね。
ですので、朝が早い職業や朝が好きな人は、朝生産性が高くなるし、夕方や夜に強い人は、その時間帯に生産性が向上する、というだけの話です。
ニンゲン、ムリしないほうがいいということだと解釈しておきます。
一例としての時間の使い方
この話を踏まえて、自分の時間の使い方と生産性を振り返ってみました。
僕はまさに「早起きは三文の得」を盲目的に信じていて、朝方の生活をしようと努力していたタイプでした。
「でした。」というのは、実は最近、生活リズムとその内容を変化させようと思って取り組み始めたところだからです。
どう変えたのか、簡単に言うと、
ただの朝型生活 → 計算された朝夜バランス生活
という感じです。
今は、単に朝早く起きて、本を読むなり、考え事をするなり、仕事するという、やることがバラバラの朝型生活ではないということです。
インプットとアウトプット
学びにはインプット(入力)とアウトプット(出力)の両方が必要だとよく言われていますが、睡眠との関係で、インプットは夜が良いということを知りました。
これをきっかけに、夜=インプット、朝=アウトプットという生活に変えようと思い立ち、それぞれの時間に何をするかを明確にした、計算された朝夜バランス生活に切り替えたわけです。
以前は、インプットもアウトプットもごちゃまぜで朝やる、という感じだったので大きな変化です。
時間の使い方も、朝早く起きてた分を少し夜に配分して(1h分くらい)、イン・アウトのバランスをとれるように変えました。
夜は本・音声・映像(動画)などのコンテンツからのインプット時間に充て、朝は静かな時間の中で、考え事や作成物(ブログ含め)など創造作業に充てています。
今のところ、まだアウトプットの質が弱いですが、バランス取れてくれば、自分の生産性UPにもつながる感じがしているので、徐々に感覚をつかんでいこうかと思っているところです。
朝極端に早く起きるよりも、なんだか結局、バランスが丁度良い方が自分自身の身体と心もバランス取れて全体的に良い気がしますしね・・・(今まで朝型で頑張ってきたのに・・・笑)
まとめ
結局、「早起きは三文の得」の間違いとは、「早起き=生産性UP」という概念でした。そして大事なのは、まずは自分のパワーがでる時間帯(朝?夕方?夜?)を見極め、 そのパワーに合わせた仕事の仕方やスケジューリングを工夫することが大事であるということ。
さらにそこに、インプット・アウトプットの組み合わせまで考えられていたらベストではないかと(これは経験談w)。
ちなみに、早起きで得られるのは、「誰にも邪魔されない時間」だけらしいですね。これは納得、笑。
「早起きは三文の得」は本当? 3つの「生産性向上の秘訣」を検証 : ライフハッカー[日本版]
参考にしたサイト
では、また!