GPTWという「働きがい」について調査・分析をする専門機関があります。グローバルで働きがいのある会社調査を実施していて、自社も関わっていることもあり、調べてみたらすごく学びがありました。人材開発にもすごく使える話でした。
働きがいとは何か
グローバルで展開している「働きがいのある会社」調査というものがあります。GPTW(Great Place to Work)という機関が世界50カ国で実施しており、毎年1月にランキングが発表されています。
そこでは、20年以上にわたる研究から、「働きがい」とは以下の2種類に分けて定義されています。
従業員からみた「働きがいのある会社」
従業員が会社や経営者、管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感を持てる会社
会社からみた「働きがいのある会社」
「信頼」に満ちた環境で、ひとつのチームや家族のように働きながら、個人の能力を最大に発揮して、組織目標を達成できる職場
これらの定義の背景には、膨大な調査研究から導き出された「働きがいのある会社」モデルがあり、その中では「働きがい」を構成する5つの要素を
- 信用
- 尊敬
- 公正
- 誇り
- 連帯感
と定義しています。
非常に分かりやすく、納得感高くまとまっていると個人的には感じています。
参考:「働きがい」とは?|働きがいのある会社(Great Place to Work® Institute Japan)
信頼関係を高める方法とは
その「働きがい」調査機関のGPTWの人から聞いた話でとても興味深いことがありました。
調査研究から分かった「職場の信頼関係を高める方法」があるという話です。GPTWはこれを管理者向けの研修プログラムに落とし込んで販売もしてるようですね。
その方法とは、「Giftwork」と呼ばれており、要は「期待を超える」働きかけをお互いにすることらしいです。
普通ならこうだろうなという期待を超えて何かをされたときに、人はその相手に対して信頼をするということでしょうか。それは言葉でも行動でも良いようです。
Giftworkの特徴が5つあるようですが、それらは、
- UNIQUE(唯一の)
- GENEROUS(気前の良い)
- INDIVIDUALIZED(個別化された)
- FITS THE CONTEXT(状況に合った)
- TOGETHER(一緒に)
ということでした。なるほど。
自分が職場の上司に信頼をした出来事の経験を思い出してみると、、、たしかにこれらの特徴が含まれていたかもしれないと思います。
チームビルディング研修や管理者研修などのコンテンツの一つとして、人材開発にとても使える話だと感じ、かつ、本質的なところがとても気に入っています。
参考:Great place to work presentation
では、また!