学習効果を高めるファシリテーションには5つの秘密がある

学習効果を高めるためのファシリテーションのポイントについて、以前セミナーに参加して学びました。しばらく時間が経ったので、自分で思い出すため+最近の課題解決に使える部分がないかという検討のため、まとめてみようと思います。

ファシリテーションにおける5つの行動指標

セミナーで学んだのは、もともとは勉強を教える教師・先生を育てるために体系化されたノウハウだそうです。なので、ところどころ学校っぽいキーワードがあったりしますが、ビジネスでも十分に活用できるノウハウだと感じました。

ファシリテーションのポイントとなる行動指標を5つにまとめてくれています。

  1. 基本姿勢
  2. クラスマネジメント
  3. 発問作成の視点
  4. 学習効果の高い教授活動
  5. 学習活動を促進するファシリテーション

上記5つに対してそれぞれ5つずつ項目があるので、合計25項目のチェックポイントを意識しなさいというノウハウでした。具体的で分かりやすかったです。

ファシリテーションをうまく実施することで、やる気のない受講生も積極的に参加してくれるようになると思いますし、それが学習効果にも繋がっていくので、今後強化してくべきやり方だと感じています。

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では、1つずつまとめていこうと思います。

基本姿勢

  1. 表情・姿勢
  2. 視線
  3. 声量
  4. 間のとり方
  5. 板書

基本姿勢はこの5つでした。新たな学びだったのは、表情は目的に合った演出をするということ。表情まで意識してやるべきなんだなと反省しました。

あとは、板書(黒板やホワイトボードに文字や図を描く)のときの意識です。大きさ・色は当たり前ですが、筆順やレイアウト、さらにはストーリー性をもたせることを考えて実行するそうです。ストーリー性は記憶に残り再現性に影響があるんだとか。

クラスマネジメント

その「場」のマネジメントということです。雰囲気や流れづくりという感じだと理解しました。

  1. 指示の出し方は「一時に一事」
  2. 指示と確認はセット
  3. 観察と承認
  4. 受けと返し
  5. 沈黙の効果

指示しても、それを理解したのか確認する人は少ないという教えが印象に残っています。確かにやってない……笑

また、やはり褒めることは大事なので、常に受講者を観察し褒めてあげることを意識しておくと良いそうです。

「受けと返し」とは、誰かの質問は発言を受けたら、その人にだけ返すのではなく、全体に返して、全員の学びに変えるというやり方を意識することです。これにより場全体の活気も生まれるそうです。

発問作成の視点

学習効果を高くするということは、いかに積極的に受講生に研修やセミナーに取り組んでもらえるかということなので、その姿勢を促進するには発問(問い)をうまく使うことが大事なわけです。

  1. 問いの明確さ
  2. タイミング
  3. レベル設定
  4. 理由を問う
  5. 方法を問う

問いには上記5つを意識すればGoodなんだそうです。問いのレベルは高いところから徐々に下げる方がよいという細かいノウハウはさすがだなと思いました。

あとは、WHY?と理由を問うことはかなり重要だとおっしゃっていましたね。確かに、共感します。

学習効果の高い教授活動

これも参考になりました。受講生を巻き込むための良いノウハウだと思いました。

  1. 比較させる、分析させる
  2. 推測させる、仮説を立てさせる
  3. 表現させる、説明させる
  4. 反復させる、確認させる
  5. 改善させる、別解を求める

で、簡単に使えて、且つ、効果も高いのは似たような資料などを複数提示して、「共通点(もしくは違い)を探させること」だそうです。比較させる、分析させるということですねー。

抽象的ではなく、具体事例から始めた方がよいというノウハウは目からうろこでした。

学習活動を促進するファシリテーション

前述の4つの行動指標のまとめ的な感じだなーとは思いましたが、最後の行動指標の項目はこの5つです。

  1. ゴールや問題点(論点)を全体に共有させている
  2. 発言しやすい空間を醸成し、公平に発言を引き出している
  3. 発言をもとに展開をコントロールしている
  4. 講師自身が、ゆさぶりを入れて、議論を活性化している
  5. 板書を活用し、議論を収束させる工夫がある

発言をもとに展開をコントロールするっていう順番が大切なんだろうなーと感じました。あくまでも受講生が先にあって、講師が話し続ける場ではないという立ち位置が重要なんでしょうね。

また、「ゆさぶりを入れる」というノウハウはすごいと思いました。自然とやっている人は思い返すと居ましたが、ノウハウとして意識してやれるようになるとすごいなと。

要は、何か問いに対する回答などがあった場合、「ほんとうに?」と聞き返すだけで、受講生は再度考えることになり、記憶に定着しやすくなるそうです。

これはセミナー後からやってみていますが、受講生や部下の回答への自信度や思考度合いが分かって面白いですね。「間違いないです」と即答する人もいれば、「……うーん。」と考えちゃう人もいるので。

すごく勉強になりましたので、引き続き、自社の研修や会議に活かしたり、部下を育てる際の指導ポイントに加えていきたいと思います。

では、また!