52週間の間、毎週違う仕事を経験したSean Aikenという人の講演(2012年のTEDx)を聞いて感じたことをメモ。現場の人達が知っていた「情熱を持って働く方法」とは、、、こんにちは、164(@next164)です。
TEDxVancouverの講演
「一週間ごとに違う仕事をしてみるプロジェクト」(=One Week Job Project:公式サイト(英語))を立ち上げ、実際に52週間で52個の仕事を経験したSean Aiken氏が、自身のその経験の中で得たことを講演していました。
ハワイで火山の調査、ニューヨークでファッションバイヤー、トロントではDJ、消防士、リポーター、株の仲買人、ヨガの先生、NHLのマスコット、広告、銀行員などなど、かなりの多種多様な仕事を経験したようです。
うらやましい。アイデア次第でこんなことができるんですねー。
その経験の中で気づいた「仕事に情熱を持って働く」ことのコツが、確かになーと思えるものだったのでメモ。
TEDxの講演映像はこちら↓
※英語なので書き起こしはこちら(ログミー)
仕事に情熱を持って働くコツ
Sean Aiken氏は、52週間いろんな仕事をする中で出会う人達に、一つの質問を常にし続けたらしいです。
それは、「仕事で最も好きなことは何か?」ということ。
この問いは、なぜ情熱をもって働くのか?という問いに答えるものになりそうですね。そこから情熱を持って仕事に臨むコツというものも分かりそうな気がします。
上記の質問の解答例としては、こんなのがありました。
「子供が初めてモンキーバーに登ったり、靴紐を初めて結べたのを見ること。私は自分が、その成功の一部を担っていると知っているから。素晴らしいことだよ」(小学校運営者)
「人間は食べなければならない。自分は何千人もの人たちに食べ物を与えているし、この有機農場は環境にも良い」(農場主)
つまり、自分たちの仕事に情熱を持っている人たちは、その背後にある「意義」と結び付いている人たちとSean Aiken氏は言っています。
まさにその通りだと思いました。決して、お金や食事のために働く「ライスワーク」ではなく、人生をかけてやりたいことのために働く「ライフワーク」であることが、「仕事に情熱を持って働くためのコツなんだ」と。
ただ、個人的には、ライスワークが無いまま、(お金を稼げないボランティア的な)ライフワークだけをやったとしても、それはライフワークに経済的制限をかかるため、結局中途半端になってしまうこともあると思っているので、ライスワークをいかにライフワークと重ねるか(もしくはバランスをとるか)も大事だと思っています。
しかし、常に「意義」を持って働くことは、自身の経験からも日々のモチベーションに大きく影響をおよぼすことは分かっているので、改めて「そうだよなー」と感じました。
日々行う仕事は同じでも、その仕事の「意義」をどこまで高い視点で持てているかによって、その仕事への意味付けが変わるため、それによって情熱を持てるかどうかも変わり、結果、仕事のアウトプットにも影響を与えることになる、という仕組みなんでしょうね。
今の人材開発の仕事に対しても、ライスではなく、ライフワークな意義をしっかりもって、臨んでいきたいと改めて思いました。
では、また!