キュレーションメディアとしては一番好きなNewsPicks(経済特化のニュース共有サービス)ですが、東洋経済オンラインの編集長だった佐々木紀彦氏が新たに編集長に就任し、今後が楽しみな感じです。こんにちは、164(@next164)です。
ユーザベースのNewsPicks
NewsPicks(ニューズピックス)とは、経済情報に特化したニュース共有サービスです。運営会社は企業・業界情報を収集・分析・提供するオンラインデータベースサービス「SPEEDA」などを運営する株式会社ユーザベース | UZABASEです。
経済特化のNewsPicksも会社の強みを活かしてる感じですね。
ロイター、東洋経済 Online、ダイヤモンド・オンライン、現代ビジネスギズモード、ライフハッカーなど60以上のニュースソースを見ることができます。
基本無料ですが、定額料金で有料ニュース・雑誌(週刊東洋経済や週刊ダイヤモンドなど)が読み放題になるオプションもあるみたいです。
面白いなーと思ったNewsPicksの特徴は、Picker(ピッカー)と呼ばれる業界専門家や友人をフォローして、その人がおすすめ(Pick)する記事がタイムラインに流れる点です(もちろん、興味やカテゴリ別にニュースを収集するロボットをフォローすることも可能)。
編集長佐々木紀彦氏の講演
そんなNewsPicksの新編集長に就任した佐々木紀彦さんの講演内容の書き起こしをログミーで読んでワクワクしたのでまとめ。
佐々木紀彦さんは元東洋経済オンラインの編集長で、サイトの大変革を成し遂げリニューアルから4ヶ月で5301万PVにした人です。
新時代のメディア
ここ3〜5年で新時代のメディアの代表者が決まってくると予想されてました。タイム誌がカラー印刷機の普及、CBSがラジオ、viacomがケーブルTVの誕生によって大きくなり、buzzfeedがソーシャルメディアとスマホの普及で大きなメディアになったと分析しています。
日本だと、上記と合わせると、毎日新聞、文藝春秋、NHKと日テレ、そして、ヤフーが生まれてきています。
だから、今後の新時代メディアはNewsPicksで狙うということなんですね。
プラットフォーム+α
今後、プラットフォームから、「プラットフォーム+コンテンツ+広告」にしていくと言ってました。東洋経済オンラインの変革を成し得た元記者の佐々木紀彦さんらしい方向性だなと思いました。
5つのコンテンツ戦略
今後のコンテンツ戦略について大きく5つあるみたいです。
1つめは、連載。
他のニュースソースを集めるという従来の機能だけでなく、オリジナルコンテンツを作るということです。キーワードは「イノベーション」でいくようです。
例えば、「2020年のメディア未来地図」「テレビのイノベーション」「グローバルタレントに会いに行く」みたいな記事を書いていくんだとか。
2つめは、インフォグラフィックス。
かたーいイメージの強い経済メディアを取っ付きやすくするために、専門家に沢山作ってもらう予定だそうです。
インフォグラフィックスとは、「情報、データ、知識を視覚的に表現したもの」で、孫悟空は人参!ドラゴンボールのキャラ名の由来がインフォグラフィックに!で書いたようなもののことです。
分かりやすくするってことは、ユーザーの層を広げていくつもりなんでしょうね。まぁ当然か。だし、経済知識のある人が増えたほうが良いので賛成です。
3つめは、pickerとのコラボ。
NewsPicksの特徴の一つであるPickerとのコラボコンテンツを創っていくみたいです。例えば、ホリエモンのコンサルティングコーナーとか。
4つめは、アスピーダ。
アスピーダというのは、SPEEDのアナリストとのコラボコンテンツのことです。アナリスト+SPEEDA(スピーダ)=アスピーダ?なのかな。
SPEEDAのアナリストや社外のアナリストと協力して業界分析などもコンテンツ化していくそうです。
5つめは、グローバルキュレーション。
今後、世界中からおもしろいニュースをキュレーションしていくとのことで、ニューヨーク・タイムズともすでに連携していて、その他もいろいろと交渉中だそうです。
まとめ?
NewsPicksの今後が楽しみです。今後の狙いも分かったし、ますます使おうという気になりました。5つのコンテンツも順次提供されているようなので、楽しみにしておこう。
ちなみに佐々木紀彦さんって35歳なんですね。まだ若いのにすごい。
日経新聞からNewsPicksに乗り換えて全く問題なかった!という話も他でみたこともありますし、僕も最近RSSリーダー以外はNewsPicksばっかりです。
今後も期待だーーッ!
参考:「我々はスマニューやグノシーとは違う」 NewsPicks編集長・佐々木紀彦氏が語った、5つのコンテンツ戦略 | ログミー[o_O]
では、また!