4月21日に公開された経済産業省のデータ公開サイト「OPEN METI」が超クールです。第一弾は「貿易」についての過去からのデータを分かりやすいかどうかは置いといても、超カッコよくWebサイト化してました。これなら僕も見るぞッ!こんにちは、164(@next164)です。
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官庁の資料の常識を変えたッ!OPEN METI
僕は今まで知ってる(もしくはイメージにあった)官庁から公開されているデータや資料は、文字ばっかりで読みたくもないもの、という感じでした。
あなたもそうではないでしょうか?
しかーし、この「OPEN METI」プロジェクトでは、そのイメージを完全に払拭する超クールな、アーティスティックな、カッコいい、データの公開をしてくれたわけです。
OPEN METIのコンセプトはこれ。
経済産業省が保有する多様なデータ。 そこには、あらゆるテーマにわたって日本経済の過去と現在が記録されている。 OPEN METIプロジェクトは、これらの膨大なデータを様々な切り口で紐解き、 活用可能なオープン・データとして公開していくプロジェクトです。
※ちなみに「OPEN METI」のMETIというのは、経済産業省のこと(Ministry of Economy, Trade and Industry → METI)
例えば、上記の表のような今までのつまらない資料たちをソースとして、下記のようにクールにまとめてしまったわけです。最近流行りのインフォグラフィックですね。
2013年12月の輸入
これは2013年12月の輸入の状況。どの国から、どんなものが輸入されているのか、パッと見て概要をつかめます。マウスカーソルを合わせると詳細も分かるようになってました。この月の輸入元は、1位は中国で、2位はサウジアラビアで、3位はアラブ首長国連邦でした。
2013年12月の輸出
これは逆に2013年12月の輸出先のデータです。1位はアメリカで、2位は中国、3位は香港でした。
他のデータ(年間コスト)
こんなデータも分かりやすく見れたりします。
年間政策別コストのデータなんですが、2011年は約3兆941億円。20年前の1991年は約3兆68億円でほぼ変わらず。10年前の2001年は約2兆3600億円とちょっと少ないです。不況だったから押さえてたんですかね?まぁ、こんなことが数クリックですぐ表示されるわけです。
グリグリとマウス操作で画面を動かすことができるので、このクールさは画像じゃ分かりにくいです。ぜひチェックしてみてください。
OPEN METIの何がすばらしいか考えてみた
このプロジェクトのすばらしいところは、僕が見てしまったことかなと思います。笑
普段、文字や数字の羅列の官庁資料は、仕事などで必要に迫られない限り絶対見ませんが、今回この「OPEN METI」についてはニュースで知って、興味が出て見てしまいましたし、さらっと見るだけじゃなく内容も年度を比較したりしていろいろ操作しながら見てしまいました。
経済産業省の広報担当者は「夢は経産省のデータを居酒屋で見てもらうこと」と言ってるようで、まぁ、居酒屋では見ないかもしれないけども、僕みたいに普段見向きもしないような人に見てもらうことができているのは良いことなんじゃないかと思うわけです。
ちなみにOPEN METIは誰が作ったの?
あとひとつ、ちょっとだけ気になったのは、誰がこのWebサイトを作ったのかということ。
おそらくこの会社です。Web制作会社っぽいですね。「OPEN METI」のWebサイトの端っこに、Supported by 〜と社名が書いてありました。
では、また!