こんにちは、164(@next164)です。
同時にいくつかの動作・作業を行うことをマルチタスクといいますよね。
例えば、携帯を触りながら歩く、仕事をしながらメール、オーディオブックを聞きながら運転、料理をしながら電話するなど。
マルチタスクをできる人は仕事も効率良くできそうなイメージがありませんか?同時にいくつものことを考え、判断し、実行してるような感じがします。
僕もそう思っていましたが、実は「マルチタスクは沢山の危険性がある」という研究結果が公開されていましたので、ちょっと考えてみました。
マルチタスクによる12の危険性
マルチタスクによっておこる12項目の危険性は以下のとおり。
- そもそも同時に作業できない
- 作業スピードの低下
- ミスを誘発する
- ストレスがたまりやすい
- 周囲のことが目に入らなくなる
- 短期の記憶力が低下する
- 人間関係を壊す
- 食べ過ぎの原因になる
- 自分の脳力を過信する
- 創造力の低下
- OHIOができなくなる
- 携帯を触りながら歩くことさえ危険
12 Surprising Reasons Multitasking Doesn’t Work – Health.com
研究結果の元記事はこちら
似たような項目がありますが・・・笑、確かになーと思うものもあります。「7.人間関係を壊す」とか、「8.食べ過ぎの原因になる」とか、ホントだったら怖いですね。
ちなみに、OHIOとは「Only Handle It Once」の略で、一回で処理するということです。例えば、メールは基本的に即時返信するなど。
危険性は分かったけど、じゃあどうすれば?
マルチタスクの危険性は分かりましたが、しかし、現実問題として(特に仕事によっては)ひとつのことに集中して取り組める機会って少ないんじゃないかとさえ思うわけです。
じゃあ、どうすればいいのか?という解決策について、考えてみました。
自動的処理のものだけにする
上記サイトに書かれてある内容で、マルチタスクの非効率性の理由としてひとつ言われているのは、マルチタスクは結局タスクスイッチングに過ぎないからということです。別に同時にやってるわけじゃないんだよーということ。
ただし、歩くことやガムを噛むことなど、自動的な行動はOKなんだとか。
そう考えると、ひとつの解決策としては、「タスクを自動化してしまえ!」ということなのかな、と思いました。
意識のリソースを使わなくていいくらい作業を自動化できれば、理論上どんな仕事でもマルチタスクにできるわけですからね。
仕事でもそうでしょうけど、例えばプロスポーツ選手などが、試合中などに、身体を使って全力でプレイをしながらも、頭ではその場の状況を把握して次の行動を微修正できるっていうのは、スタンダードな行動は練習のときの反復練習により、自動化できてるからなのかもしれないなーと思いました。
選択と集中する
もう一つの解決策として浮かんだのは、当たり前ですけど、「やらないでいいことはやらない」という決断をすること。
マルチタスクをしなければならないことが多い仕事や日常があるでしょ、という前提で書いてきたので矛盾しますけど、あえて「やらない」ということの大事さも感じたりします。
ほんとにちゃんと考えたら、慣習だけでやってて、実はいらない仕事って沢山ありますし、自分の行動が他人のマルチタスクを誘発し非効率にしているという意識が欠除している人も多いですからね。あと、あったらイイからやってるものも、やらなきゃもっとイイということも多かったりします。
例えば、仕事中社員同士で会話しながら作業してるけど、その話、ほんとに今必要?という内容だったり、質問や指示で部下に声をかけるときに一瞬でも様子を伺ってタイミング見計らったりしてるか?などなど。
・・・と、
仕事においての例ばかりになってしまいましたが、日常でのマルチタスクも、同じ解決策で改善できるような気もします。
今後マルチタスクだなーと感じたときは、以上の解決策を意識してみて、非効率にならないように気をつけようと思いました。
では、また!