キッカケがあり2012年のベストセラー本『ワーク・シフト』を読み返しました。未来予測の本ですが、発売から4年が経ち、徐々にその予想された世界に近づいている感覚もありますし、自分で選択できる人生を進むためにも、改めてこの本を参考にしつつ、しっかり準備をしておきたいと思いました。
『ワーク・シフト』とは
2012年に発行された、2025年の未来を予測し、どう生きるべきかを提案した本です。
経営組織論の世界的権威でロンドン・ビジネススクール教授の著者リンダ・グラットンが、世界にインパクトを与えた本ですね。
この頃、なぜか分かりませんが、未来予測系の本をよく読んでました。将来のことをよく考えてた時期だったんだろうなー。
Amazonの紹介文には、
2025年、私たちはどんなふうに働いているだろうか? ロンドン・ビジネススクールを中心とした、「働き方コンソーシアム」による、 世界規模の研究が生々しく描き出す2025年のに働く人の日常。 「漫然と迎える未来」には孤独で貧困な人生が待ち受け、 「主体的に築く未来」には自由で創造的な人生がある。 どちらの人生になるかは、〈ワーク・シフト〉できるか否かにかかっている。
と書いてありました。
ストーリーとしては、
- 2025年の未来を形成する5つの要因はこれだよ
- 今のまま何も変わらないとこんな悲惨な未来がくるよ
- ただし、素晴らしいこんな未来も作れるよ
- そのためには3つの変化(シフト)が必要だよ
ということが書いてある本だと個人的には理解しています。
かつ、一人ひとりの個人が行うべきシフトを促す本だなとも感じました。これを組織やチームに当てはめたときのことは、自分の会社を使って考えてみようと思います。
読んでみて覚えておこうと思ったポイント
このブログみて振り返られるように、いくつか本の詳細をメモ。
未来を形成する5つの要因
- テクノロジーの進化
- グローバル化の進展
- 人口構成の変化と長寿化
- 社会の変化
- エネルギー・環境問題の深刻化
これらによって、未来が大きく変わる変換期が今だという話です。まぁ、今だけでなくいつものことではありますが、特にこれからはそれが加速するということなんだと捉えています。
3つのシフトが重要
上記5つの要因によって起こる変化に対応し豊かに生きるために、3つの変化(シフト)を意識しましょうという話が書いてありました。
- 知的資本の変化 ー 連続スペシャリストになりなさい
- 人間関係資本の変化 ー ポッセ、ビッグアイデア・クラウド、自己再生コミュニティの3つを作ろう
- 情緒的資本の変化 ー メンタルモデルを変えることの大事さに気づく
という3つのシフトが提唱されています。改めてですが、納得感がありました。
最近、国からも「働き方改革」を進める流れがありますが、個人・会社として取り組むべき方向性の参考になることが沢山あるなと感じました。
連続スペシャリストは、以前この記事(I型人材、T型人材、Π型人材の次に必要なタイプについて思考してみた)でまとめていた△型人材に近い概念だろうなと思います。
また、ポッセは自部門や自チームの仲間、ビッグアイデア・クラウドは社内・社外の連絡を取り合える知り合い、自己再生コミュニティは家族や親友のことだと捉えました。
個人的にはビッグアイデア・クラウドが少し不足している感じがしたので、引き続き(特に)外部の人材との関わりを増やしていこうと思いました。
まずは個人から、ワーク・シフトしていきたいと思います。
リンダ・グラットンの新刊『ライフ・シフト』
発売されたばかりの新刊『ライフ・シフト』も読んでみようと思います。これは、誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くべきか!?という本です。
今のところ、個人的に100年生きるイメージはありませんでしたが、読んだら考え方・価値観が変わるかもと思うと楽しみです。
では、また!