『月曜日の朝9分ですべてがうまく回りだす』(ジェームス・ロビンス著、上原裕美子訳、日本実業出版社)という本の紹介記事で勉強になったものがあったのでまとめてみます。
この本は、リーダーシップについての本でした。
毎週9分で確認できるリーダーシップのコツ9つ
著者曰く、毎週月曜日の朝に下記の9つの問いについて考えることで、自らのリーダーシップ力が高まり、チームのパフォーマンスがアップするようです。
たった、9分で!
1分め 今週、誰にどんな気配りを示せるか?
2分め 今週、誰にフィードバックできるか?
3分め 今週、誰に報酬や評価を与えられるか?
4分め 今週、誰に「もうひとつの給料」を渡せるか?
5分め 今週、誰の自主性を高められるか?
6分め 今週、誰の成長を後押しできるか?
7分め 今週、チームの団結をどのように高められるか?
8分め 今週、どこにちょっとした「楽しみ」を取り入れられるか?
9分め 今週、部下はどんな手本を必要としているか?
リーダーとしての思考のフレームワークとして、覚えておきたいなぁと思いました。
特に、2分めの「誰にフィードバックできるか?」や、4分めの「誰にもうひとつの給料を渡せるか?」などは普段あまり考えられてないので、今後の気づきになりましたね。
僕が思うこの9つの問いの良いところ
部下一人ひとりにフォーカスしたものもあれば、チーム全体に視点を向けた問いもあり、バランスが取れているのが良いところだと思います。モレなく網羅的にチームの問題点にも気づけそうです。
また、思考のフレームワークとして結構大事なことを考えられるにもかかわらず、たった9分で実行できるってのがいいですね。これなら、週間といわず、毎日取り組んでもよさそうです。
部下を持ち、仕事でチームマネジメントを担っている方は、毎週(もしくは毎日)のルーチンとして仕事に組み込んでみるのもいいかもしれません。
また、筆者が他に言っていることとして、信頼の重要性があります。
信頼をもたらす三種の神器として、1.キャラクター(性格、人間性)、2.コンピタンス(能力、競争力)、3.ケア(気配り、思いやり、世話)、を磨きなさいということです。
確かに、上記9つの問いを考え、実行していたとしても、信頼がなければ部下も聞きいてくれないでしょうからね。
信頼の三種の神器を意識することと、リーダーシップの9つの問い、を日々のルーチンにうまく組み込んでみようと思います。
では、また!