天職についての記事がなるほど感が高かったのでメモ。「そうだなー確かに」と思いました。ただし、情熱を注げる仕事だけが天職というわけでもないようです。要素は6つあるんだとか。
INDEX
天職を構成する6つの要素
天職(原文ではdream job)とは何か?
ちゃんと考えてみたことはなかったですが、直感的に考えると情熱を注げる仕事とか、それだけあれば他に何もいらないくらいの仕事とかかなと直感的には考えられそうです。
80,000 HoursのCEOであるBenjamin Toddさんらは、キャリアと満足度の関係について20年間の60以上の研究を調べたそうです。
しかし、その結果、明確な証拠は見つけられなかったそうです……。賃金では満足しないけど、情熱だけでもなさそうだと。
ただ、天職を構成する6つのキーは明らかになったようで、その6つが以下のものです。確かにそうかもと思うものばかりでした。
と同時に、この6つを意識して自分の仕事に向き合うこと、また、人にアドバイスすることもできそうだなと思いました。
1.フロー状態に入れる仕事をする
タスクに集中し、フロー状態に入れる仕事が魅力的な仕事です。
「チクセントミハイ教授直伝の「フロー」状態を見極めるために必要な6つのコツ」でもまとめましたが、フロー状態になるための要素は、ここでは以下の4つが書かれていました。
- タスク実行の方法を自分で決める自由がある
- タスクの始まりと終わりの定義が明確
- タスクの多様性がある
- フィードバックが得られる
確かに、自分で決められる権限や、飽きないようにその幅があったほうが楽しんで仕事に向かえそうな気がします。
フィードバックも権限と自由を与えられるほど少なくなるような気もしますが、あった方がより良いのは間違いないですね。
2.他の人の手助けになる仕事をする
フロー状態の4つの要素を満たしていても、収益アナリスト、ファッションデザイナー、ニュース番組のディレクターなどはその9割が自分の職業に意義を見いだせてないそうです。
逆に、消防士、助産師、脳外科医などの人を助ける仕事というのが意味のある仕事と思って従事している人が多いそうです。
どんな仕事をしていても、どこで最終的には社会や人の役に立っているのかを意識することが大事なんだろうなと感じました。
3.得意なことを仕事にする
既に得意なことだけを仕事にするべきという意味ではなく、潜在的な能力を仕事に生かすべきということではありますが、達成感を得やすく、新たな仕事を勝ち取ったり、賃金を得たりする交渉力をもてるという意味で重要とのこと。
とはいえ、自分の得意なことだけに執着しすぎても幅が広がらないから、結局交渉力も下がってきそうですし、この辺は育む能力の守りと攻めのバランスが大事な気がします。
4.同僚が協力的である
確かに。人間関係がベースですよね。同僚にも協力的でありたいと思いました。
5.仕事によって基本的な欲求が満たされる
不満足につながる基本的なものが満たされていなければ、上記のものが手に入ったとしても天職とは思えないということですね。例えば以下の4つのような条件などです。
- 通勤時間の長さ
- 労働時間の長さ
- 十分な賃金でない
- 仕事の安定性がない
6.プライベートと適合する仕事をする
「残りの人生を共に歩むことができる仕事を選ぶこと」が重要とのこと。仕事は仕事、プライベートはプライベートと分かれる人生はパワーが分散しちゃうと思うので、できるかぎり重ねていきたいですね。
原文:What makes for a dream job? Here’s what the evidence says.
では、また!