先日大学卒の社会人の離職率が3割を超えた!的なニュースが流れていたのですが、いろいろ調べてると思うところがあったので、報道やWebの情報は参考にしつつ、自分の考えを冷静にメモ。こんにちは、164(@next164)です。
離職状況に関する情報
取り上げられていたのは、平成23年卒の社会人が3年以内にどれだけ辞めているかという調査結果です(3年間を追っかけるので、最新データとしては平成23年卒ということ)。
結果、32.4%で、昨年(平成22年卒)と比較して1.4ポイント上がっている!かつ、2年連続で上昇しているぞ!ということでした。
産業別のワースト3は、宿泊業・飲食サービス業の離職率が最も高く52.3%、美容関連や遊技施設などの生活関連サービス業・娯楽業が48.6%、教育・学習支援業が48.5%という結果です。
ブラック企業の問題もある時代で、学生も離職率を気にするから人材が集まらなくなるリスクもあるため、企業の働かせ方に問題がある場合は改善すべきだよ!という感じでした。
調査のソースデータは
で、こういう調査結果のニュースが流れたそのソースを確認しなきゃと思うようにしているので、調べてみました。
元データは厚生労働省の調査です。平成8年の調査結果から見ることが可能でした。
これを見てみたら、「あーなるほど」と思ったことがあるのでメモしておきます。
- 平成23年は平成19年からの5年間で最も高い離職率
- しかし、平成18年以前の8年間は、すべて今年より高い離職率
- 実はそちらが普通じゃないのか?
- じゃあ平成19年以降が低いのは、リーマンショック後の不景気で人材が動かなかったから?
- であれば、今後はしばらく同じような離職率が続く(もしくは少し上がる)のではないか(※景気次第で)
上記のような解釈もあるんじゃないかと。パッと見てパッと考えただけなので、無理矢理な解釈がかなりありますが・・・笑
でも、こう考えてみるとニュースなどの主張とは逆の捉え方になるので、(正解か不正解かは関係なく、)自分なりの見解を持つこと、常に思考すること、が大事だなーと改めて感じましたね。
平成24年の途中経過も平成23年の結果とほぼ同じになりそうなので、来年もまたデータをチェックしたいと思います。
では、また!