主に大企業で見られる非効率的な企業体質のことを総称して「大企業病」と言ったりしますが、その大企業病にかかった会社の社員の特徴を知ったのでシェア。その5つの特徴について考えてみようと思います。こんにちは、164(@next164)です。
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大企業病とは大企業だけのものではない
「大企業病」とは、官僚主義、セクショナリズム、事なかれ主義、縦割り主義などの組織の非活性につながる、企業体質のことだと言われています。
ただ、主に大企業に起こることなので「大企業病」と言われてはいますが、ただの傾向なので、中小企業やベンチャー企業には起こらないというわけではありません。
保守的で新しいことが前に進まない。自分の縄張り意識が強く、顧客視点の前に社内抗争に明け暮れている。意思決定に異常に時間がかかる。意味の無い肩書き、役職が多い。
などといったことが蔓延してくると、それはどんな規模の会社であっても、大企業病にかかったと言えるようですね。
大企業病の社員5つの特徴
「大企業病」にかかった会社・組織の中では、どんな社員が多い(もしくは増える)のか?ということに対して、人材育成で有名な神戸大学の金井教授が書いた著書『どうやって社員が会社を変えたのか』では、別の言い方で答えてくれているようです。
その5つの特徴・特性とは以下の通りです。
視野が狭い
「自分の」「今の」仕事のことしか興味が無いことです。セクショナリズムにつながる思想ですね。あーやだやだ。
試行錯誤をしない
いつも検討ばかりしている(特に「落としどころ」の検討が中心)こと。チャレンジせずに上の顔色ばかり伺っている状態なんでしょうかね。机上の空論ばかりで、まずやってみる!という発想も無さそうです。
足りないものばかりが視野に入っている
手掛かりを見つけて何とかしようという姿勢が無いことです。よくビジョンは楽観的に、計画は悲観的に、実行は楽観的に行うべし!という楽観・悲観・楽観の話があるんですが、この特徴のように、足りないものばかり考えてたら全然ワクワクしないので、何かを達成するパワーも出なさそうですね。
飛躍した非連続的思考についていこうとしない
ロジックのアラ探しをして、現状維持のための否定をすること。停滞・維持は衰退と同じという言葉があるとおり、こういう特徴の社員が多いと、停滞する会社・組織(成長の無い会社・組織)になってしまい、大企業病だと言われてしまうんでしょうね。
新しい時代や世界についていけない、変革期には淘汰される会社・組織になってしまうということです。
現場を知らず、ただ正論を唱え続ける
現場から乖離した「誰もが否定できない正論」を振り回し続けることです。確かにこれだけではダメだと思いますが、現場をよく理解した上での正論は、逆に正しいとも思います。信念というかポリシーというか、軸を持って組織を動かしていくことは大事だと思いますので。
以上、「大企業病」の社員の5つの特徴をまとめてみて、改めて、自分や自分の所属する組織・会社がこの例に当てはまらないように、チェックしていかなければならないなーと思いました。
では、また!