ガムの売上を減らすのはスマホ。意外な敵と戦う時代ですね

雑記

チューイングガムが売れなくなってきているらしいのですが、その理由がスマホとはッ!テクノロジーによるイノベーションは予想だにしなかった敵を生む可能性があるということですね。こんにちは、164(@next164)です。

ガムの市場がどんどん縮小中

国内のガムの販売額は、なんと平成25年まで9年連続で前年割れしていて、ピークだった平成16年(1,881億円)と比較すると、3分の2の1,220億円にまで減少しているようです。

ガムを作っている製菓企業たちは、新商品の開発、ヒット商品のリニューアルやガムに親しみを持ってもらうような啓蒙活動などなど、がんばって巻き返しを図っているけれども、なかなか成果が出ていないんだとか・・・。

もちろん、ロッテの新「グリーンガム」や、モンデリーズ・ジャパンの「ストライド」などそれでも売れている商品もあるようなんですけどね。

個人的には、なぜ売れなくなったのかという理由が衝撃でした。

チューイングガムの天敵はスマホだった!

もちろん、労働人口が減ったことにより、働く場面での消費量が多かったガムの受容が減ったという理由や、かんだあとゴミになるガムを若年層が面倒臭がって食べなくなってきているという理由など、さまざまな理由はあるのですが、、、

電車での中でのガムの消費量が減ったから

という理由があるそうなんです(ロッテの独自調査結果より)。

そしてこれは、スマホと競合したからだそうです。

つまり、スマホの普及によって電車内でスマホでのゲームやメールなどに集中する人が増えたことにより、ガムを噛みながら電車に乗る人が減ってしまったということです。

どうやら通勤・通学というのは典型的なガムの消費場面だったようで、小さくない悪影響がスマホによって引き起こされているそうです。

意外なところに敵は潜んでいる

このニュースを見て思ったことは、テクノロジーが発達したりして世界が変化してくると、想定外の敵が市場を奪い取っていくんだな、ということです。

広告市場だと、四大媒体(テレビ、新聞、雑誌、ラジオ)に対して、インターネットの普及によりネット広告が奪っていきましたし、最近ではスマホの普及でモバイル媒体市場が盛り上がってきてます。

また、教育現場でいうと、MOOCなどEdTech市場の発達により、学校か塾かの勝負だった市場にインターネットを介した教育が攻め込んできてますしね。

あ、あと、スマホゲームの仮想敵は、テレビやマンガだとどっかで聞いた記憶もあります。選択肢が増えてきている中で、限られた可処分時間を何に費やすかの世界ですからね。現代は。

そんなことを逆に先読みしてビジネスにできたら、大きく伸ばしていけるのかもしれないなーとふと考えてみたりしました。

では、また!

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